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育児に奮闘していた姉は急に、動けなくなり入院生活に入った…【育児うつ、一人で抱え込まないで!】

ファンファン福岡 9/21(水) 17:14配信

こんにちは、女性の幸せな生き方について取材・執筆をしている、ライターの尾越です。

毎日好きな仕事をして好きなお酒を飲み、自由気ままに生きている私だけど、実は、実家はいまちょっと大変な状況にある。

もともと、我が家はみんな体も心もそう強くはない。
何年かに一度、細木数子がいう大殺界のような年が襲ってきて、みんなバッタバッタと倒れては、総力戦で乗り越えてきた。

だから、2年半前に姉が男児を出産したときは、それはもうかつてないほど我が家は歓喜に沸いた。
初産なのに破水から3時間という超特急安産でスコンと新たな命を生み出した姉は、「鼻からスイカじゃなくて、レモンだったわ」という迷言を残して周囲を驚かせた。

そこから姉は育児に奮闘した。文字通り、それは姉にとって闘いの日々だったのだと思う。
母親としての重圧やら寝不足やら、自分の生活が180度変わってしまったショックやらで、姉は、ねじまきのおもちゃが急に動きを止めるように、今年の夏前に動けなくなった。

姉は入院生活に入った

いわゆる育児ノイローゼとか、育児うつといわれるものだ。とにかく現実世界から一旦離れた方が良かろうという医師の判断のもと、姉は入院生活に入った。

改めて、育児とはそれだけ重く母親にのしかかるものであり、「あなたが望んで産んだじゃないの」とか、「大変な時はいつか通り過ぎるのよ」と言ったところで、母親の苦しみを解決したりはしないのである。

子育ての成功とは何ですか、それは誰が決めるのですか

さて、2歳半の甥っ子を残し姉が入院して、実家はてんやわんやになった。

旦那さんが平日は18時半に仕事を切り上げて保育園に迎えに行く。土日は私の両親が面倒をみる。
しかし、さすがは姉と私のふたりの子を育て上げたばあば。その安定感たるや半端なく、お風呂も寝かしつけも、余裕のよっちゃんで辛抱強く愛情深く接するので、甥っ子もよくなつくんである。

そして厳しい現実に置かれても子どもはたくましく育つもので、「お母さんと離れ離れでかわいそうに…」とまわりが涙ぐんでも、本人は録画したN○Kの特番「ウ○トラ重機」に釘付け。ひたすらエンドレスリピートしている。
「しゃりん。トンネル!しゅぽぽー!」

その傍らで、両親は娘の弱さを嘆き、「私たちの育て方が悪かったのではないか…」と反省会を繰り広げたりしている。
あぁ、子育てとは子どもがいくつになっても正解などないものよと思い知らされる。
そもそも、子育ての成功とは何ですか、それは誰が決めるのですか、と神にでも問いたい気持ちになる。

親の責任が重大なのはわざわざ言わなくても100も承知で、それでも育っていく過程で子どもはさまざまな人と出会うわけで、親だけのせいにしても誰も幸せにならないと思うのですよ。
自己責任論はダメ、絶対。

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最終更新:9/21(水) 18:52

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