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風邪でもないのに咳。それはひょっとして「おとな咳」!? 漢方的2つの解決法とは?

OurAge 9/21(水) 12:10配信

朝晩の乾いた空気。冷たくなってきた風に加えて、アラフィフ女性の場合は更年期が重なり、いろいろ乾いてくる。喉、口の中、肌、そして目の乾燥・・・

「乾燥するとでるのが、咳。のどのチクチク、イガイガ感、喉の粘膜が張り付いた感じなど、ちょっとした刺激でも咳がでる。風邪でもないのに出る咳に悩んでいる方は、特に更年期世代から、それ以降の方に多いようです」と、漢方薬剤師の樫出恒代さんは指摘する。

風邪の時に出る咳は、気管粘膜の炎症によりできた痰を出すために出るもの。だから、むやみやたらに止めてしまっては痰を喉に詰まらせてしまうことになり危険だ。あまりに長引き(2週間以上)悪化している時は病院での検査も必要。

「検査をしても異常なしの場合、風邪でもないのに咳が続く場合、漢方的に考えられる理由は二つあります」と樫出さん。

まず、「粘膜に潤いがなくなる」ということ。
「女性ホルモンの低下などにより、粘膜に潤いが足りなく、知覚過敏になり、少しの刺激でも反応をしてしまう。食べ物を急いで食べた時、辛いものなどを食べた時、冷たい空気を吸った時などに起こりやすい傾向。そんな時は気管の状態を良くする薬草(生薬)を。

桔梗石膏(ききょうせっこう)という漢方薬は、喉の痛み・去痰に。また、甘草(かんぞう)は炎症を抑えて潤いを与えます。クマザサエキスは粘膜を強化し、炎症をおさえ潤いを。このような漢方をつかって『潤い』を与えてあげましょう」

次に考えられるのは「精神的ストレス」だ。
「こころとからだはおもしろいほど、つながっています。
精神的ストレスで私たちの『気』の流れが止まってしまうことがあります。『気』とは、簡単に言えば、気もち・こころのこと。もやもやしたりイライラしたり。そうすると『気』の流れは喉のあたりにとまってしまう、それを『ヒステリー球』、または『梅核気』と言います。梅の種がある感じがする(本当はないんですよ)、つかえた感じがするからそれを出したくなり、咳ばらいや咳をするのです」

この場合は、ストレスによる咳なので、気管粘膜が弱っているわけではないそうだ。
「ストレスなんかあんまりないなぁ、というタイプの方に案外多い咳。自分で気づかないから、身体が教えてくれるのですね。

ストレス咳によい生薬は、まず半夏(はんげ)。カラスビシャクの根茎です。つかえをすとんととってくれます。厚朴(こうぼく)は ホウノキの樹皮。よい香りで『気』を流します。シソの葉である蘇葉(そよう)は気の流れをスムーズに。

この生薬をつかった漢方薬『半夏厚朴湯(はんげこうぼくとう)』は、知らぬ間に受けてるストレスからの気の滞り、エヘン虫や咳、のどのつまり感をとってくれる優れた漢方薬です」

喉のつまり感があるときは、だいたい胃腸にも不調が出るが、そんな時にもよいそうだ。
「漢方の精神安定剤ともいわれる半夏厚朴湯をのんで、こころに『やすらぎ』を。『潤い』と『やすらぎ』、咳をとめるだけでなく更年期世代に必要なキーワードかもしれませんね」

※漢方薬を飲む場合は、漢方専門の医師や漢方薬剤師、漢方アドバイザーなどに、必ず相談、またはカウンセリングを受けよう。

最終更新:9/21(水) 12:10

OurAge

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