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議会×高校生の「対話」で「地方創生」を~宮城県柴田町議会、岩手県久慈市議会の取り組み

政治山 9/21(水) 11:50配信

「地方創生」と議会

 「地方創生」に議会はどのように関わることができるのか。第49回のコラムでは、「地方創生への議会の関わり方」というテーマで、岩手県宮古市議会の「定住化促進対策に関する提言」の取りまとめと総合戦略への反映について紹介しました。議会が特別委員会を立ち上げ、市民の声をワークショップやアンケートで確認、先進地の視察などを踏まえて、首長執行部に対して提言書を提出するといった、ある意味オーソドックスな取り組みでした。

 また、第37回のコラムでは、「議会と高校生が創る地域の未来」というテーマで、岐阜県可児市議会が県立可児高校との協働で行う「地域課題懇談会」について紹介しました。議会のネットワークを活かし、医師会、銀行協会、商工会議所などの協力を得て、地域の大人と高校生との対話の場を作り、気付きと刺激を双方が感じあう取り組みです。議会が、地域の将来を担う高校生に積極的にアプローチし対話を行うことで、参加した高校生は、地域への思いと愛着を感じる有意義な場になっています。

 2016年7月の参院選から18歳選挙権がスタートした影響もあり、可児市議会のような「議会×高校生」の実践が、全国に広がりをみせ始めています。今回は、宮城県柴田町議会、岩手県久慈市議会で行われた、議会と高校生の「対話」の場の取り組みを紹介するとともに、議会が地方創生に果たす役割を考えていきたいと思います。

柴田町議会 「高校生との議会懇談会」

 宮城県柴田町議会は、2014年12月に「議会基本条例」を制定しました。通年議会の導入、2年ごとに条例の目的が達成されているかどうかの検証を実施するなど、議会改革に取り組んできました。また、町民との意見交換を積極的に進めるために「議会懇談会」を開催しているものの、開催スタイルが対面式のため、話し合いが討論になってしまい前向きな議論がされないこと、参加者が年配の人に偏ることなどが課題となっていました。

 そうした課題に対して1期・2期の若手議員を中心に構成された議会広報委員会のメンバーと、議会事務局の職員が、改善を検討、町内唯一の高校である県立柴田高校の高校生とのワークショップ形式での議会懇談会を開催することになりました。開催に際しては、事前に柴田高校の校長先生などと打ち合わせを重ね、全面的に協力いただくこととなり、授業内(50分×2コマ)での開催となりました。また、ワークショップを経験したことがある議員が少なかったこともあり、事前に近隣議会の議員にも呼び掛けて研修会を開催し、進め方を確認しました。

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最終更新:9/21(水) 11:50

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