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ロッテお家騒動、きょうにも新たなクライマックスか --- 新田 哲史

アゴラ 9月21日(水)16時35分配信

どうも新田です。千葉ロッテマリーンズがクライマックスシリーズに出場する前に、親会社のお家騒動のほうが本日、新たなクライマックスを迎える可能性があります。兄を追放し、父から経営の主導権を奪った重光昭夫氏(ロッテHD副会長&韓国ロッテ会長)が、きょう韓国の検察当局に事情聴取されることが、先ごろ明らかになりました。

“ロッテの疑惑 創業者次男を20日に聴取=韓国検察(聯合ニュース)(http://japanese.yonhapnews.co.kr/pgm/9810000000.html?cid=AJP20160918000400882)
【ソウル聯合ニュース】韓国ロッテグループの裏金疑惑などを捜査しているソウル中央地検が20日午前、グループ創業者・辛格浩(シン・ギョクホ、日本名:重光武雄)氏の次男、辛東彬(シン・ドンビン、日本名:重光昭夫)韓国ロッテグループ会長を呼び聴取を行う。同地検のロッテ捜査チームが18日、明らかにした。”

いよいよXデーになるのか?!

韓国当局がロッテグループへのガサ入れを仕掛けたのが6月。最初は別件で創業者長女が逮捕され(のちに横領で起訴)、その後、子会社のロッテ物産社長も逮捕(のちに脱税で起訴)。韓国ロッテの中枢メンバーに対する事情聴取も進んでいたところ、8月下旬、韓国ロッテの副会長が自殺をするという展開になり、騒ぎがますます大きくなっておりました。

検察当局が事情聴取の日を事前に公に発表するというのは、日本の特捜部案件だと考えられませんが、検察当局としては満を持して昭夫氏をお出迎えする準備が整っている、とみていいでしょう。朝日の記事(http://www.asahi.com/articles/ASJ9L5D7KJ9LUHBI00K.html)では「被疑者として事情聴取する」ということが明言されており、事態が大きく動く可能性があります。

ちなみに、韓国紙や朝日は、ソウル中央地検の発表を元に書いてますが、読売(http://www.yomiuri.co.jp/world/20160919-OYT1T50009.html)はなぜかロッテ関係者をソースとする記事を配信しています。捜査される側から聞いた話で捜査の動きを書くというビミョ~な記事からして、かの地での取材が進んでいない可能性を懸念させるものの、読売の記事は朝日より踏み込んでおり、「捜査の進展次第ではロッテの経営に大きな影響を与える可能性がある」と書いております。なんだか奥歯にモノ挟まった言い方してますが、これを翻訳すると「逮捕されたら経営に大きな打撃があるかもしれないよ」という本音が見え隠れしているんじゃないでしょうか。

仮にそうした事態に至った場合、お家騒動の行く先は全く不透明になります。ここまでの韓国当局の動きを見ていると、任意での事情聴取対象の人に対しても限りなく黒に使いグレー扱いをやっておりまして、丸一日かけて事情聴取するなぞ当たり前という人権蹂躙ぶりを遺憾なく発揮しております。

場合によっては聴取が翌日未明にまで及んで、新聞記者の皆さんが朝刊最終版の締め切り時刻をにらみながら「何か動くのではないか」と、やきもきする展開もあり得ます。

ただ、強制捜査するのか、それとも少し間延びさせるのか、当局が証拠をどこまで積み上げているかがカギになりそうです。

いわゆるXデー的なものになるのか、そこは正直わかりませんので、ロッテグループの今後とか、先日フジテレビの情報番組からの取材で問い合わせがあった経営や消費者にどのような影響があるかといった話は、事態の推移をヲチした上で、論評してみたいと思います。

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最終更新:9月21日(水)16時35分

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