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ツタヤ図書館、CCCが虚偽の業務完了報告の疑惑浮上…市もずさんな検査で完了承認か

Business Journal 9月21日(水)6時3分配信

 鳴り物入りで受注した仕事が、納期に間に合わなかった――。

 そんなとき、あなたの会社では、どうするだろうか。当然のことながら、しかるべき立場の人間が顧客に対して謝罪し、再発防止を約束するとか、担当責任者の降格処分等が行われるのが世間の常識だろう。

 ところが、仕事を遅延させた受注企業が謝罪もせず、発注サイドも何事もなかったかのように委託費を全額支払っているとしたら、どう思われるだろうか。

 9月14日付当サイト記事『ツタヤ図書館、大量の新刊本がオープンに間に合わず…豪華棚にダミー本並べる』で報じた通り、宮城県・多賀城市立図書館を運営するカルチュア・コンビニエンス・クラブ(CCC)が選書した新刊蔵書の納本が、3月21日のリニューアルオープンに間に合わなかったことが筆者の独自調査によって判明した。

 菊地健次郎市長と増田宗昭CCC社長が出席して行われた派手なオープニングイベント当日には、CCCが選書した約2万1000冊の新刊図書は、1冊も配架されていなかった。CCC自慢の高層背面書架に並んでいたのは、それまでに購入された大量の中古本、移転前の旧図書館スタッフによって選書された図書、中身が空洞のダミー本ばかりで、運営者による大量の新刊は納本が間に合わなかったのだ。

「東北随一の文化交流拠点」との謳い文句を掲げ、鳴り物入りで登場した新図書館にもかかわらず、価値のなくなった中古本ばかりを並べて新装開館した事実がおおやけになっていれば、運営者の資質が問われる事態となっただろう。

 問題は、このような不祥事があった事実が、市民に一切知らされていないことだ。また市民は、開館日に多くの新刊に触れる機会を奪われ、実害を被ったともいえる。そして何より、役所の事務上、完了していないはずの業務が完了したものとして委託費を支払われていたことだ。

 つまり、役所と事業者による「偽装行為」が行われていたのではないかという疑惑が出てきたのである。

●実際に配架したのは5月中旬か

 下の書類は、運営者となるCCCが新図書館の開館準備業務を完了したとの報告書と、運営を委託した多賀城市が四半期ごとに行っている検査の報告書である。検査対象期間は2015年4月1日~16年3月31日までで、これによると3月31日、最後の四半期の業務が完了したと市の担当者が確認している。

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最終更新:9月21日(水)6時3分

Business Journal

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