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野村弘樹が語るDeNAの初CS「須田とタナケンの存在は大きい」

webスポルティーバ 9/21(水) 12:20配信

 横浜DeNAベイスターズが念願のクライマックスシリーズ(CS)進出を決めた。ラミレス監督就任1年目、ベイスターズはどう変わったのか? 1998年の優勝メンバーであり、ベイスターズの投手コーチも務めたこともある野村弘樹氏に今シーズンの戦いを振り返ってもらい、CS進出を果たした最大の要因はなにかを聞いた。

【写真】三浦大輔の背中を見ながら勉強してきた今永昇太。試合後にアドバイスももらっていた

 DeNAが、2007年から始まったCSへ初進出することになりました。Aクラス自体が2005年以来ということで、振り返ってみれば随分長い月日が経ちましたね。

 今シーズン、DeNAがAクラスに入った要因ですが、いろいろなことが考えられると思います。まずは筒香嘉智がキャプテンとして、そしてバットでチームを引っ張ったこと。懸念材料だったセンターラインが、キャッチャー戸柱恭孝、ショート倉本寿彦、センター桑原将志で固めることができたこと。そしていちばん大きいのは、投手陣が頑張ったことだと思います。

 3、4月は完全にスタートダッシュに失敗し、借金は最大11にまで膨れ上がりました。早くも厳しい戦いを強いられる結果になりましたが、じつは3、4月のチーム防御率3.32はリーグ2位だったんです。おそらく、このとき首脳陣は「今年の投手陣は安定している」と手応えを感じたんじゃないでしょうか。打撃に関しては、メンバーを見れば右肩上がりになるはずだから最後は成績を残してくれるはずだ、と。

 案の定、5月に入ると投打が噛み合うようになり、月間16勝7敗でほぼイーブンの成績に戻しました。

 シーズン前からカギは先発陣と思っていましたが、山口俊と井納翔一に限っては、ケガさえなければ1年間ローテーションを任せられる力を持っているのはわかっていました。問題はほかの先発で、そこにうまくハマったのが石田健大、今永昇太、砂田毅樹の若手サウスポー3人です。特に、5月に月間MVPを獲得した石田は、ケガをすることも、抹消されることもなく1年間ローテンションを守りました。

 今永は6月後半から7月後半まで一軍登録を外れましたが、まだ投げられるのに無理をさせずスパッと落とすところにラミレス監督の明確なビジョンが見えました。結果、今永は再登録されてから再びローテーションの一角として結果を出しています。

 先発陣は後半に入るとペトリックや三嶋一輝を起用し、一時は中継ぎに回っていた砂田を戻し、また久保康友は間隔を空けながらもいざというときは頑張ってくれた。

 結局、先発で起用したピッチャーは10人以上いたと思うんですが、ラミレス監督の采配のもと効果的に起用できたのがよかったですよね。

 シーズン序盤は、打ち込まれても6~7回と我慢して投げさせていました。これによって安定して力を発揮し、シーズン後半まで力を維持できたのがブルペン陣です。特に勝ち試合ばかりでなく同点やビハインドの場面でも投げた須田幸太と田中健二朗の存在感は大きかったし、彼らがブルペンを支えたといっても過言ではないでしょう。

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最終更新:9/21(水) 15:39

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