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「本田と香川の連係はまあまあだ」スペインの知将がハリルJに意外な評価

webスポルティーバ 9月21日(水)14時31分配信

「タイと日本では、戦術、技術、体力で著しい差があった。その優位性のおかげで、日本は圧倒的なポゼッション力を示している」

【写真】浅野琢磨、山口蛍、原口元気が起用されたタイ戦先発メンバー

 そう言ってスペイン人指導者ミケル・エチャリは、冷静にW杯アジア最終予選タイ戦の分析を始めた。

 エチャリはスペインの監督学校の教授として、ライセンスを与える仕事もしてきた。また、講演で世界中を回り、来日して柏レイソルやガンバ大阪などでも指導者講習会を行なっている。彼に師事した指導者は少なくない。その筆頭はセビージャのヘッドコーチ、ファンマ・リージョだろうか。他にパリ・サンジェルマンのウナイ・エメリ監督も「弟子」と言えるひとりである。

「(タイ戦の)勝利そのものは祝福したい。しかし、不安視すべきシーンがあったのも事実である」

 スペインの名人が見抜いたハリルJAPANの長所と欠点とは――。

 ロシアW杯アジア最終予選、日本は敵地でタイと戦い、0-2で勝利を収めている。

「日本がいい試合の入り方をしたことは、まず称えるべきだろう」

 エチャリは「立ち上がり」を評価した。たとえ実力差があっても、特に敵地では苦労するものだからだ。

「日本の攻撃は活動的だった。コンビネーションがよく、スピード感があり、ボールスキルも正確。UAE戦からは先発が3人代わっていたが、目を引いたのは左サイドの攻撃だろう。UAE戦では中央で埋もれていた香川真司が積極的に左サイドへ流れ、原口元気と連係、そこに酒井高徳が絡んで攻撃を活性化した。それに合わせ、右サイドの酒井宏樹も本田圭佑と息を合わせ、UAE戦での不具合(攻撃の中央への偏り)は解消されていた。

 中盤は、長谷部誠と山口蛍のペアが常に補完関係を心がけていた。どちらかが前後にずれたポジションを取ることで、お互いをサポート。ボールのもらい方、付け方も、質が高かった。UAE戦の中盤と比べると、ダブルボランチの理解度に差はあったと言えるだろう」

 UAE戦と違い、サイド攻撃が機能していたのは明らかだった。そして17分、酒井宏の右サイドからのクロスを、ファーポストの原口が受けて先制点を叩き込んでいる。

「山口蛍のボールを受けた酒井宏だが、そのクロスの質はすばらしかった。ゴール前には、浅野拓磨、香川、本田、そして原口が好ましい距離感で飛び込んでおり、クロスが一つの得点パターンとなっている。原口のヘディングは文句のつけようがなかったが、特記すべきは、セカンドボールを予測した長谷部誠、酒井高のポジショニングがよく、2人のセンターバックも正しい位置にいた点だろう。危機管理ができた、完璧性の高いゴールと言える。前半は、セットプレーも含めて日本が格の違いを見せつけた」

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最終更新:9月21日(水)16時14分

webスポルティーバ

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