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“レスターのカンテ“と”チェルシーのカンテ”の違いは? データで見るプレースタイルの変化

Football ZONE web 9月21日(水)17時54分配信

不動のダイナモが今季チェルシーに移籍

 チェルシーのMFエンゴロ・カンテが、昨季まで所属していた古巣レスターとは異なった役割を担っていることを、英メディア「スカイ・スポーツ」が特集している。

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 カンテは今季レスターから3200万ポンド(約44億円)でチェルシーに移籍。圧倒的な運動量を誇るカンテは、レスターで広範囲のスペースをカバー。相手の攻撃の芽を摘み、レスターの手堅い守備の中心として“奇跡”と呼ばれた昨季プレミアリーグ制覇に貢献した。

 絶対的な存在だったダイナモを引き抜かれた今季のレスターは、守備網に綻びが生じており、ここまでのリーグ戦5試合で7失点とその穴を埋め切れずにいる。一方、チェルシーでも主力として開幕から先発の座を射止めているが、その役割はレスターでのものとは若干異なっている

 同記事ではカンテのプレースタイルの変化を分析するデータとして、ピッチを縦横3分割に切り分け、9つのエリアのプレー比率を算出。昨季のレスターではピッチを縦方向に区切った際の中間のゾーン、いわゆる「ミドルサード」でのプレー割合が、両サイドと中央の3エリアを合わせて55.9%となり、まさに中盤の要として、センターサークル付近を主戦場にしていたことが立証された。

チェルシー加入で変わったのは…

 一方、今季のチェルシーではピッチを横方向に区切った際の中間のゾーン、つまり自陣ゴール前から敵陣ゴール前までセンターラインでのプレー比率が高まっている。3エリアの合計は54.87%で、これはレスター時代から20.86%も上昇している。

 レスターではダブルボランチの相棒を務めたMFダニー・ドリンクウォーターが攻撃に比重を置くタイプだったことから、カンテは最終ラインの前で左右幅広くカバーする役目に徹することが多かったのだろう。一方チェルシーでは、現在コンビを組むMFネマニャ・マティッチが、カンテの1試合平均走行距離である11.34kmを上回る11.88kmを記録するなどハードワークを持ち味としているため、攻守をバランス良く補完し合い、カンテ自身の前線への攻撃参加や、レスターではそれほど多くなかったセンターバックの攻め上がりをカバーする機会が多くなったと見られる。

 チェルシーに移籍したことで、前線、最終ラインに顔を出す機会が増加。進境著しいカンテは、レスター時代の「守備職人」から「マルチプレーヤー」へと、さらなる飛躍を遂げようとしている。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9月21日(水)17時54分

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