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香川に「予想外」の強力ライバルが出現。左SBの新戦力ゲレイロがインサイドハーフで躍動する

SOCCER DIGEST Web 9月21日(水)17時57分配信

5ゴール中4ゴールに絡む圧巻のパフォーマンス。

 ヴォルフスブルクの本拠地フォルクスワーゲン・アレーナに乗り込んだブンデスリーガ4節、ドルムントは5-1の大勝を収めた。チャンピオンズ・リーグのレギア・ワルシャワ戦(グループステージ1節)から数えれば公式戦3連勝。3試合で計17ゴールを挙げるなど、飛ぶ鳥を落とす勢いの攻撃陣が現在の好調を支えているのは間違いない。
 
 そのなかでひときわ眩い輝きを放っているのが、今夏に加入したラファエウ・ゲレイロだ。リーグ・アンのロリアンで頭角を現わした22歳の左SBで、EURO2016にも出場。母国ポルトガルの優勝に貢献し、大会ベスト11に選出された。
 
 ドルトムント加入が決まった当初、ゲレイロはマルセル・シュメルツァーと左SBの定位置を争うと思われた。しかし、トーマス・トゥヘル監督はまったく別のアイデアを持っていた。ゲレイロをなんと4-1-4-1の左インサイドハーフで起用したのである。
 
 これが見事にハマった。初先発したCLのレギア・ワルシャワ戦で初得点&初アシストをマークすると、続くブンデスリーガ3節のダルムシュタット戦でも強烈なミドルシュートでチーム2点目をお膳立てした。
 
 その2試合以上のハイパフォーマンスを見せたのが、ヴォルフスブルク戦だ。4分に敵DFラインの背後に抜け出すと、冷静にGKの逆をついて先制点を挙げる。16分にはヒールパスでオーバメヤンのゴールを演出、58分には左足アウトサイドでゴンサロ・カストロに鮮やかなスルーパスを送り、最後はウスマンヌ・デンベレが押し込んだ。さらに1点を追加した73分には正確なCKでウカシュ・ピシュチェクのヘディング弾をアシスト。実に5ゴール中4ゴールに絡む活躍を見せたのである。

【フォーメーション図】ヴォルフスブルク 1-5 ドルトムント

香川は2試合連続で出番なし。この苦境をどう脱するのか。

 地元紙『ルール・ナハリヒテン』は、ゲレイロに対してオーバメヤンらと並ぶ「2点」というチームトップタイの評価を付けた。ここまで出場した公式戦6試合のうちインサイドハーフもしくは左サイドアタッカーとしてピッチに立った事実から鑑みるに、今後も中盤でプレーする可能性は高い。
 
 ロリアン時代に左サイドアタッカーとしてプレーしたことがあるとはいえ、中盤センターはほぼ未経験のポジションだ。にもかかわらず、いきなりこれだけのパフォーマンスを見せられるのは、基本技術の高さはもちろん、非凡なインテリジェンスを備えているからだろう。いずれはフィリップ・ラームのような中盤でも機能するSBとして大成しても不思議はない。
 
 このゲレイロの台頭によって、ベンチに押し出される格好となったのが香川真司だ。8月22日のDFBカップ一回戦で2ゴールを挙げるなど出足こそ良かったが、その後は精彩を欠き、ここ2試合は出番を与えられなかった。
 
 現状のパフォーマンスを見る限り、ゲレイロの壁を超えるのは難しいと言わざるを得ない。この苦境をどう脱するのか。日本の至宝がいきなり窮地に立たされている。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
 

最終更新:9月22日(木)18時23分

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