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マックルモア&ライアン・ルイス、上機嫌なMCとグルーヴで沸かせた待望の単独公演レポート

ローリングストーン日本版 9/21(水) 12:00配信

9月15日、シアトル出身のヒップホップ・デュオ、マックルモア&ライアン・ルイスが2年半ぶりに来日し、東京のZepp DiverCityで待望の単独公演を行った。4月にセカンド・アルバム『ディス・アンルーリー・メス・アイヴ・メイド』をリリースし、ワールドツアー中の二人にとって、日本での単独ライヴは2015年のSUMMER SONIC以来となった。

【写真あり】マックルモア&ライアン・ルイス、上機嫌なMCとグルーヴで沸かせた待望の単独公演レポート

2012年、ラッパーのマックルモアは、ライアン・ルイスをプロデューサーに迎えてリリースしたデビュー・アルバム『THE HEIST』で、突如シーンに現れた。全米年間シングルチャートNo.1に輝いたシングル『スリフト・ショップ』の大ヒットを皮切りに、2014年には第56回グラミー賞で最優秀新人賞を含む計4部門を受賞、2015年には社会現象を巻き起こすほどの人気を博した『ダウンタウン』でVMAを受賞した。オールドスクールのブラック・ミュージックに敬意を表しながらも、今の時代ならではのスタイルを模索し続ける二人は、現在のヒップホップ・シーンを語る上で欠かせない存在となった。そんなビッグ・アーティストの来日に沸いた単独公演の模様をレポートする。

ライヴは、『ディス・アンルーリー・メス・アイヴ・メイド』のオープニング・トラック『ライト・トンネルズ(feat マイク・スラップ)』で幕開け。その独創的なファッション・センスでも常に注目を浴びるマックルモアは、自身のアイリッシュ・ルーツを感じさせる緑色、そして日本へのリスペクトを感じさせるスカジャン姿で登場した。

オープニングから会場を最高のグルーヴで包み込んだマックルモアは、4曲目で大ヒットナンバー『スリフト・ショップ』を披露し、オーディエンスを熱狂の渦で包み込んだ。

同性婚支持を声高らかに宣言し、エレン・デジェネレスも絶賛した『セイム・ラヴ(feat.メアリー・ランバート)』のMCでは、「人種も肌の色も国籍も性別も関係ない。俺たちはみんな人間」と語りかけ、会場にはLGBTへの理解・サポートを意味するレインボーの旗を振る観客もいた。さらに、白人としての特権を皮肉たっぷりに歌った叙事詩『ホワイト・プリビリッジ ツー』が続き、マックルモアの繰り出すリリックの深みと、ヒップホップでしか表現できない痛烈な社会批判を見せつけた。

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最終更新:9/21(水) 12:00

ローリングストーン日本版

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