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映画『君の名は。』大ヒットの理由を勝手に分析してみました 辛酸なめ子、自腹で流行の波に乗る

現代ビジネス 9月21日(水)11時1分配信

 映画『君の名は。』が大ヒット中で、舞台となった岐阜の聖地を巡礼化するファンもいたり、盛り上がっているそうです。公開から1ヵ月足らずで聖地化とは、時流のスピードが加速しているのでしょうか。乗り遅れまいと同調の波に乗り、新宿の映画館へ。

東京人のプライドが満たされる映像美

 金曜の夜の映画館は満席状態。映画にも出てくる新宿だからでしょうか。後ろから「俺は5回目」「8回目だけど来週も仕事が早く終わったら行きたい」という男性の会話が。見たらとくにオタク系でもないおしゃれっぽい男子でした。カップルや女性客も結構います。

 今回は応援上映でもないので静かに上映開始。男女の体が入れ替わってしまいつつ、時空を超越するSF的な要素もあり、すれ違いのドキドキ感もあって、エンターテイメント性が高いストーリーです。美少女と美少年の入れ替わりなので、男女の観客どちらにも対応できるという、うまい設定です。

 また新海誠監督の映像美も炸裂し、雲海が太陽に照らされていたり、木立に木漏れ日や虹が差し込んだり、紅葉は葉っぱ1枚1枚描写されていたり、実際に自然に包まれたかのよう。坂道などアップダウンが激しくて、軽く運動をしたような疑似体験。

 田舎の映像だけでなく東京の映像も美しく細かく描写されています。上空からの東京や、駅のホーム、歩道橋など、ふだんはとくに目にも留めない風景が、妙にキラキラしていて150%美化されているのです。

 都会で忙殺されている人も、実は東京って良い所なのかもしれない、と、ラッシュの電車さえポジティブに捉えられるようになる効果が。二次元が三次元に影響し、日常が美化されます。このところの、日本をホメたり肯定することで満足する日本礼賛文化の一環でしょうか。

 ヒロインの三葉が新宿に来て「東京やぁ……」と感嘆の声をあげるシーンでは、東京人のプライドが満たされてテンションが上がります。線路や電車が頻出しているのは鉄オタ狙いでしょうか。

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最終更新:9月21日(水)11時1分

現代ビジネス

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