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「周り」ばかり気にしている人は踏み出せない

東洋経済オンライン 9月21日(水)9時0分配信

→安井さんへのキャリア相談は、こちらまでお送りください。安井さん、初めまして。現在、転職を考えているのですが、不安が大きいため1歩が踏み出せません。
転職を考えるようになったきっかけは、2年前にうつ病を発症し休職をしたことでした。今は精神的にも安定して復職していますが、うつ病を発症した直後は「自分は何てダメなやつなんだ」と己を責めたり、「復職しても、うつ病が再発したらどうしよう」と不安にさいなまれ、苦しい毎日でした。
苦しい日々でしたが、カウンセリングや復職プログラムを通して自分自身を見つめ直した結果、これまでの私は周囲からの評価を気にしすぎて、他人本位に生きていたことに気がつきました。現在では、少しずつではありますが、自分の感情を抑えないように、私自身のしたいように行動するよう心掛けています。うつ病から立ち直り、自分らしく振る舞えるようになってはきたのですが、すると、今の仕事は私の適性と合っていないのではないかという悩みが生まれてしまいました。
実際にやってみなければ向き不向きなんてわからないよな……と思い、積極的に業務に打ち込んでみたものの、日に日に自分の中の違和感は強くなるばかりです。違和感を抱えたまま、現在の仕事を続けていても、自分にも職場にも悪影響なのではないかと思い、転職を考え始めました。
転職を真剣に考え始めた一方で、さまざまな不安が頭をよぎり、最初の1歩を踏み出せないでいます。自分の考えていることはただのわがままなんじゃないか?  自分が現在、把握している適性が本当に正しいのか?  転職をしたことで後悔しないだろうか? ――といった不安です。正直なところ、迷いも生じ始めています。
このような私ですが、次の1歩を踏み出す勇気を持つために、アドバイスをいただけるとうれしいです。よろしくお願いいたします。
会社員 石川

■転職には「自分を信じる力」が必要

 うつ病を発症しつつも仕事に復帰され、さぞ頑張っていらっしゃることと思います。その中でさらに自己分析を繰り返し、ご自分自身をさらに高めるべく試行錯誤されている石川さんはすばらしいです。

 さて、転職にあたって1歩を踏み出す勇気が欲しいとのことですが、いただいた文章を拝見するに、石川さんはまだ以前同様に他人の目を気にされる傾向にあるのかもしれません。もちろん、「他人の目をまったく気にするな」とまでは言いません(「自分は自分、他人は他人」を究極にまで貫いている私が言っても説得力がありませんが)。ただ、やはりキャリアを含む自分の人生に関する意思決定を下す際の主役は、自分自身でないといけません。そしてそのためには、自分を信じる力や、自分を好きになる勇気が必要なのです。

 なぜでしょうか。

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最終更新:9月21日(水)9時0分

東洋経済オンライン

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