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シミ対策の新潮流、「ゴジベリー」って何だ? 

東洋経済オンライン 9月21日(水)9時0分配信

 「美容男子」という言葉も一般化し、いまや男女問わずシミ対策に余念がないビジネスパーソンは少なくないでしょう。男性用化粧品の需要も伸び、コンビニで男性用の化粧水やクリームが購入できるようになりましたね。

 しかし、シミ対策には食事など内側からのケアも大切です。特に秋は、夏に日焼けした肌が「ターンオーバー」で生まれ変わる時期なので、シミが表面に出て来やすい季節でもあるのです! 

■9~10月はシミが目立ちやすくなる時期

 そんなシミ対策に、スーパーフードの1つでもある、中華料理でおなじみの「クコの実」が注目されています。日本ではお目にかかる機会が少ないですが、アメリカでは「ゴジベリー」という名で、人気を集めています。

 夏場の強い紫外線を浴びると、肌はメラニンを生成し、細胞内のDNAを守るようになります。このメラニンは、肌の奥にある基底層という部分にできますが、肌の細胞が生まれ変わるごとに、基底層から押し上げられ、やがてシミとなって表面に出てきます。

 肌の細胞の生まれ変わりのサイクル(ターンオーバーとも言います)は成人で4~6週間。つまり、7月~8月にかけて強い紫外線を浴びた肌は、今の時期から10月にかけては、ターンオーバーでメラニンが浮き上がってくるため、シミが目立つ時期となるわけです。

体内からシミが出来にくい環境を作る

 シミはメラニンが体外へ排出される過程なので、本来はそう悲観することではありませんし、ターンオーバーが繰り返されると、数か月後にはだんだん薄くなっていきます。とはいえ、加齢と共に肌自体のキメが粗くなるので、いつまでも目立ったシミとして居座り続ける場合も……。

 そんな中で、内側からのケアとして役立つ食材がクコの実なのです! 

 クコの実には、ビタミンCをはじめ、ルチンやタンニンなどのポリフェノール類、色素成分のゼアキサンチンが豊富に含まれています。これらは抗酸化作用が強いことでも知られる成分。抗酸化作用は特に紫外線やストレスなどで発生する活性酸素を除去し、体が酸化していくのを防ぐ働きがあります。

 体の酸化はシミをはじめとする肌トラブルや、各器官の老化、そしてさまざまな病気を引き起こします。クコの実に含まれる成分は、抗酸化作用を発揮して、これらの現象を予防する効果が期待できるのです。

■薬膳料理で長く親しまれてきたワケ

 クコの実は長さ1cm弱の小さなナス科の植物の実。大手化粧品メーカーなどの研究では、日焼けをしてしまった後でも、1日5gのクコの実を1週間食べ続けると、シミができにくくなるという結果が出ています。ちなみにクコの実5gは約28粒に相当します。

 もちろん医薬品ではないので、クコの実を食べても完全にシミが消えるわけではありませんが、取り入れてみる価値はあるでしょう。

 クコの実は、中国では「枸杞子(くこし)」という名で古くから漢方に取り入れられていました。薬膳料理の食材としてもおなじみですね。漢方の世界では、肝硬変や高血圧など生活習慣病の予防効果が期待されており、特に血圧を下げるのに効き目があると伝わっています。

 これらの作用は、クコの実に含まれるベタインという成分によるもの。他にめまいや頭痛、無力感の予防効果などでも知られ、シミ対策以外でも、ビジネスパーソンの味方となってくれそうですね。

 近年、クコの実は「スーパーフード」の仲間入りも果たし、「ゴジベリー」という名の商品でも探せます。ドライフルーツやミックスナッツ、また果物や野菜の色別に商品化されたドリンクなども探せるでしょう。

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最終更新:9月21日(水)9時0分

東洋経済オンライン

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