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園芸仲間はどうやってつくるの?

NHKテキストビュー 9/21(水) 8:00配信

仲間がいると園芸の楽しさは倍増します。情報を交換し、咲いた枯れたと語り合うのは、植物を育てることと同じくらい楽しいものです。今回は、そんな「園芸仲間」について考えてみました。



* * *


■地元コミュニティが楽しい時間をつくる


まず最初に話を聞いたのは、本誌で編集の協力をお願いしている公益財団法人宇治市公園公社顧問の本間和枝さん。本間さんは植物園に勤務していた時に知り合った本職の園芸家や、ボランティアの人たちとの交流が今でも続いています。しかし、退職後久しぶりに戻った地元では、そういう立場には関係なく、ゆるやかなつながりができてきた、といいます。



「私の場合は庭で草花を育てているので、自然と通りすがりの人たちから『庭いじりの好きな人』と認識されて、いつのまにか知り合いが増えた、という感じですね。



近所の同年代の園芸仲間とは、毎日のように植物の話をしています。先日も、昔どこの庭にでもあったホウセンカをあまり見なくなったという話題になり、『じゃあ、私たちで育てよう!』ということになりました。同年代の園芸仲間と話をするのは、本当に楽しいのです」



情報交換や悩み事の相談など、園芸仲間がいることのメリットはたくさんあります。でもまずは一緒に園芸の話題で楽しめる、そんな園芸仲間の存在は誰にとっても、それが園芸のプロともいえる人にとっても、やはり重要だということがわかりました。


■園芸店は集う場所として進化


仕事が忙しい、近くに園芸を趣味としている人がいない。そんな理由で地元のコミュニティに参加するのが難しいのであれば、地域の園芸愛好家が有機的につながる場所、つまり園芸店に足を運んでみるのも手かもしれません。



九州で7店舗を展開する園芸店、平田ナーセリー。そこで店舗運営を統括する平田恭章さんに、園芸店が取り持つ園芸仲間について伺いました。



「園芸店では、会話が弾むという大きなメリットがあります。例えばうちでも講習会をよく行っていますが、そのあとなどは、棚の前で『どんな肥料を使っていますか?』と、参加者同士で話をしているのを見かけます。目の前に話題になるモノがあると、会話は自然に生まれます」



平田ナーセリーでは、講習会にとどまらずさまざまなイベントを催しているそうです。途絶えていた九州でのランの展示会を開催したり、熱帯植物の即売会と音楽ライブが融合したイベントを開いたりするなど、精力的に「集う場」としての活動をしています。



「カフェを併設している店舗もあり、楽しそうにおしゃべりしている姿を見ると、園芸店はもっと『集う場』としての機能を強くするべきだと感じます。園芸の話をしたいという気持ちは、老若男女にかかわらず、みなさんお持ちですから。あ、将棋クラブのある店舗もあるんですよ(笑)」



集う場としてのこれからの園芸店に期待したいところです。



■『NHK趣味の園芸』2016年9月号より

NHK出版

最終更新:9/21(水) 8:01

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