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iPhone 7の「イヤホン音質」に要注意

日経トレンディネット 9月21日(水)16時36分配信

 2016年9月16日から日本で発売を開始したiPhone 7/7 Plus。進化したカメラ性能や防水対応、おサイフケータイ対応などうれしい仕様変更も多いなか、オーディオファンにとっても重大な変更が加えられた。3.5ミリのヘッドホンジャックの廃止だ。

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 AV評論家でもある筆者の心配事は「iPhone 7を買ったらイヤホンから聴く音質が劣化するのではないか」ということ。そんなことを考えながら、発売日にiPhone 7へ機種変更した。

●今までのイヤホンも使えるが……

 まず、「iPhone 7で今までのイヤホンを使って音楽を聴けなくなったのか?」というと、答えは「ノー」だ。

 iPhone 7では、アップル純正イヤホン「EarPods」のLightning端子版である「EarPods with Lightning Connector」を付属。それに加えて、Lightning端子から3.5ミリのヘッドホンジャックへと変換するアダプター「Lightning to 3.5mm Headphone Jack Adapter」も付属している。

 純正イヤホンを使うなら新しいEarPodsをそのままLighnining端子に差し込めばよいし、サードパーティー製のイヤホンを使いたければ変換アダプターを付ければ使い続けられますよ、というわけだ。ヘッドホンジャック廃止に伴う過渡期らしい対応となった。

 ただし、Lighnining端子から音声を出すということは、従来のiPhone内部で行われていたデジタル信号からアナログ音声への変換を、Lighnining端子で接続したEarPodsかアダプターのいずれかで行うということ。その音質は未知数だ。そこで、以前と比べてどれだけ音質差があるのか実際に聴き比べてみた。

純正イヤホンの音質は……

 まず、iPhone+純正イヤホン同士を比較してみよう。iPhone 7に付属のEarPodsと、ヘッドホンジャックに対応した以前の「EarPods with 3.5 mm Headphone Plug」で聴き比べた。

 主に聴いた音源は、宇多田ヒカルの『花束を君に』のハイレゾ版。またオンキョーのアプリ「HFプレーヤー」で再生した。なお、再生するときにはプレーヤー側で48kHzの標準音源へとコンバートされる。

 まずはiPhone 6での音質を確認してからiPhone 7+「EarPods with Lightning Connector」を聴くと、基本的には、iPhoneユーザーならよく知るEarPodsの音で統一されていることが分かった。

 例えば、宇多田ヒカルの歌声は柔らかな音で流れ、高音質とは呼べないが、ヌケよく聴きやすいサウンドだ。iPhone 6と差し替えて聴き比べても、低音の沈み込みもバンド演奏も気になる差はなかった。

 旧機種のユーザーがiPhone 7に買い替えてLightning端子対応のEarPodsを使っても、ほとんどの人は音質が変わったと感じ取れないだろう。

 なお、以前のEarPodsを変換アダプターを通してiPhone 7に差しても、音の傾向はおおむね同じだった。

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最終更新:9月21日(水)16時36分

日経トレンディネット

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