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確定拠出年金の落とし穴3つ―絶対知っておきたい注意点

日経ウーマンオンライン(日経ウーマン) 9月22日(木)5時0分配信

お金を貯めることが最大の目的になって、「貯蓄疲れ」していませんか? 働く女性の相談を受けることが多いFPの加藤梨里さんが、これまで受けた相談を紹介しながら、お金やライフプランの課題を解決していく「お金が増える!使い方講座」連載。第10回の今回は、前回の記事「確定拠出年金」ってなに?知らなきゃ損する基礎講座に引き続き、注目が高まっている確定拠出年金の注意点について解説します。

●気を付けるべき3点は

 こんにちは。ファイナンシャルプランナーの加藤梨里です。前回「確定拠出年金」ってなに?知らなきゃ損する基礎講座では、老後資金づくりの方法のひとつとして、「確定拠出年金」について解説しました。

 積み立てるとき、運用しているとき、受け取るときと、税の優遇が至れり尽くせりの確定拠出年金。ぜひ、最大限に利用したいと思うのではないでしょうか。ですが、細かいしくみを知らずにいると、後で思わぬ落とし穴に陥ることもあります。そこで今回は、確定拠出年金の注意点3つと、上手に活用するコツをお話します。

 注意点はおもに、(1)60歳まで引き出せないこと、(2)個人型では手数料がかかること、(3)元本を下回る可能性があることです。

 ひとつずつ詳しく説明しましょう。

注意点1 原則として60歳まで引き出せない

 確定拠出年金は老後の資金づくりのための制度ですから、原則として60歳まで引き出せません。

 一般的な企業型の確定拠出年金に加入している人は、お勤め先が掛金の全額を積み立て、従業員の自己負担はありません。ですから、「確定拠出年金に入れたお金を使いたいのに引き出せない!」と困ることはあまりないでしょう。これに対して、企業型に加入している人でも、自己負担で従業員が積立額を上乗せできる「マッチング拠出」制度がある場合や、「選択制」といって、会社が従業員に支給するお金を確定拠出年金に積み立てるか、「前払退職金」として受け取るかを選べる場合は要注意。お金を今の手取りにするか、60歳以降まで確定拠出年金に入れておくかを自分で決めるからです。

 毎月の掛金額は年に1回など、後から変更できるのが一般的ですが、一度積み立てたお金を引き出すことは原則できません。自己負担で積み立てるときには、近い将来に使うお金のことも考えておくことが大切です。

 自営業などで個人型に加入している人はより慎重に。積み立てられる掛金は月額6万8000円、年額81万6000円までと、企業型よりも高額なうえ、全額が自己負担だからです。事業の状況によって収入が変動するリスクもあります。自営業者には節税対策として確定拠出年金を積極的に活用している人も多いですが、手持ちのお金がショートしないよう考慮して積み立てましょう。

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最終更新:9月22日(木)5時0分

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