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BIGBANGでノウハウ蓄積 YGの新スター育成戦略

NIKKEI STYLE 9/22(木) 7:00配信

 続々と若手が登場し、ファンの年齢層も若返っているK‐POP市場。新世代の人気者と、 人気の理由を分析する。今回登場するのは、YGの所属アーティストたちだ。圧倒的な動員力のBIGBANGと、その弟グループで、メロディアスな楽曲も得意なWINNER、同じく10代~20代メンバーで構成され、ワイルドな魅力のiKONの人気ぶりを紹介する。

 BIGBANGは15~16年に実施したドームツアー「BIGBANG WORLD TOUR 2015~2016 [MADE] IN JAPAN」(東京・大阪・名古屋・福岡、計18公演)に、累計91万1000人を動員。海外アーティストとして史上最大級の来日ツアーとなった。2016年で韓国デビューから10周年の彼らは、それを記念し、7月に大阪で初のスタジアム公演を実施。3日間で16万5000人を動員した。日本のK‐POP界で最も集客力を持つBIGBANGの日本での認知度を全国レベルに高めたYG ENTERTAINMENT JAPAN代表取締役社長の渡邉喜美氏に話を聞いた。

■ファッショナブルなYG

 「YGは、ファンがスタイリッシュでカッコいい」と胸を張る渡邉氏。それは、所属アーティストのどんな魅力によるものなのか。ヒップホップからバラードまで、歌とダンスでファンを魅了するBIGBANGだが、さらに、そのファッションも特徴的。「歌を知らずに、ファッション誌などで着こなしを見てファンになる人も多いです」(渡邉氏、以下同)という。
 所属アーティストの全てをプロデュースしているのが、YG ENTERTAINMENTのヤン・ヒョンソク代表プロデューサー。韓国の国民的な音楽グループのメンバーだった彼は、音楽やダンスだけでなく、ビジュアル面でも独自のコンセプトを打ち出し、YGブランドを強固なものとしている。そんな彼が徹底してこだわった歌手たちの着こなしに、感度の高い日本のモデルや業界人が注目。彼らが公演に足を運ぶようになり、今や、YGアーティストたちのライブ会場は、歌やダンスだけでなく、ファンそれぞれが自分なりの着こなしでファッションも楽しむ場になっている。メンバーと同じ服を着たいというファンの要望を取り入れ、日本でのアパレル展開も始まった。

 BIGBANGの韓国デビューから10年、日本での活動も約8年となり、最初は母親と一緒にライブに来ていた小学生たちが中高生に。そんな若い世代が夢中なのが、WINNER、iKONら新世代グループだ。「韓国でも日本でもグループが脱退メンバーを出さずに10年続け、その人気を高め続けることは非常にレアなことです。BIGBANGの功績で、アーティストもファンも、新しい世代が生まれました」。
 16年に日本で発売されたアルバムのセールス枚数が12万枚を超えているBIGBANGに対し、iKONは6万枚超、WINNERは3万5000枚超(いずれもオリコン初週売上枚数)と、まだまだ伸びる余地がある。一方、彼らYGアーティストが今、中国で大ブームになっている。「その人気は日本のレベルを超えており、コンサートや、歌番組、ドラマ、映画、CMなど多方面です」。

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最終更新:9/22(木) 7:00

NIKKEI STYLE

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北朝鮮からの脱出
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