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自分の未来を自ら設計できる「キャリア戦略」実践術

NIKKEI STYLE 9月22日(木)7時0分配信

 2020年の東京五輪・パラリンピック後の「post2020」時代を見据え、戦略的なキャリア形成を考えるには、どうすればいいのか。今、ビジネスリーダーの転職市場は未曽有(みぞう)の好況になっているという。この好機を生かさない手はない。コンサルティング会社、ファンド、外資系企業への転職に強みを持つ人材紹介会社、コンコードエグゼクティブグループ(東京・千代田)の渡辺秀和社長に「キャリア戦略」の実践術を語ってもらおう。(聞き手は公認会計士・心理カウンセラー 藤田耕司)

藤田

 現在の転職市場は極めて好況だが、東京五輪の前後に景気が悪くなった場合、転職市場も状況が悪化する可能性が高い。前回、こんな話を聞きましたが、そう考えると、今から東京五輪までの期間は戦略的にキャリアを歩むうえで好機ですね。著書「ビジネスエリートへのキャリア戦略」で提唱しているキャリア戦略という考え方は、好機だからこそ重要になりますね。

渡辺

 キャリア戦略とは「人が望む人生を実現するために必要なキャリアを手に入れるための道程」です。例えば、メーカーの経理職の人が「日本の教育問題に一石を投じるようなベンチャー企業をつくりたい」と考えたとします。ただ、経営スキルも教育業界での経験もない人がいきなり起業しようとするのは無理があります。そこで考えられるキャリア戦略の一つは、まずコンサル会社に転職して経営スキルを身につけ、さらに教育業界の経営企画に転じるなどして自分なりの教育サービスを検討し、その後に起業する道です。こうした段階を経てチャレンジした方が起業の成功確率は飛躍的に高まります。

■キャリア=資格?
藤田

 キャリア戦略について考えると、転職に有利な資格を取得した方がいいと思う人も少なくないはずです。

渡辺

 資格の取得には膨大な時間がかかります。勉強を始める前に、本当に必要なのかを慎重に考える必要があります。一生懸命に努力したのに、気がついてみると自分が到達したいゴールとは違うところに来てしまったということになりかねません。

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最終更新:9月22日(木)7時0分

NIKKEI STYLE

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