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<青い空白い雲>当局が政治家の「疑惑」を捜査すれば「東京五輪」は返上?〈サンデー毎日〉

mainichibooks.com 9月22日(木)12時6分配信

 ◇牧太郎の青い空白い雲 連載588

毎度のことだが「何」が真実か? さっぱり分からないことばかりだ。

 早い話が、強姦(ごうかん)致傷容疑で逮捕された俳優・高畑裕太クンの突如の「示談成立→不起訴→釈放」。この一報は一般紙やテレビではなく、『スポーツニッポン』のネット速報だったようだが、あまりに唐突な展開に司法記者は唖然(あぜん)として、送稿できなかったのだろう。

 高畑クン側の弁護士が、「ご存じの通り、強姦致傷罪は被害者の告訴がなくても起訴できる重大犯罪であり、悪質性が低いとか、犯罪の成立が疑わしいなどの事情がない限り、起訴は免れません。お金を払えば勘弁してもらえるなどという簡単なものではありません」と今回は「悪質な事件ではなかった」とコメント。しかし、起訴猶予ならまだわかるが、突然「シロ!」と言われても......公判維持ができないほど「ズサンな捜査」だったのか? 被害者に「落ち度」があったのか? 誰かから圧力があったのか? ともかく「何」が真実か分からない。

    ×  ×  ×

 例の豊洲市場で、汚染土壌を取り除く「盛り土」が行われていなかった騒動。これも分からない。東京都は「盛る」と約束しながら、建物の下を「空洞」にした。三流不動産屋でもこんなことはしない。

 この事実を突き止めたのは共産党都議団。実はブログ「牧太郎の二代目・日本魁新聞社」の8月30日号で、「小池さんと赤旗が《築地移転延期》で一致?」と書いた。

『赤旗』は「予定地は東京ガス工場跡地で、ベンゼンやシアン化合物など有害物質で高濃度汚染。整備費は5884億円に膨れ上がり、300区画余で汚染調査を怠っていた事が判明した」と一貫して主張していたから、結果として小池知事は共産党と同一歩調。極右の都知事が共産党と手を握る? これも分かりづらい。しかも、この空洞を「キチッとした地下室」にすれば「盛り土」より安全! という専門家も出てきて「何」が真実か? さっぱり分からない。

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最終更新:9月22日(木)12時6分

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