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<News Navi>没後100年、158人が集結 文豪夏目漱石描いたイラスト展〈サンデー毎日〉

mainichibooks.com 9月22日(木)12時10分配信

 ◇文豪夏目漱石描いたイラスト展

今年は文豪夏目漱石が1916(大正5)年に没して100年。もしあなたに絵心があって、漱石を描くなら、どの作品、どんな漱石をビジュアル化するだろうか。

 第一線のイラストレーターたちが漱石とその作品を題材に描いた「158人の漱石展」が東京・銀座のクリエイションギャラリーG8で開かれている。10月6日まで。東京イラストレーターズ・ソサエティが毎年テーマを決めて行う展覧会で、今回が22回目。

「会場で販売する一点ものの絵として漱石は難しいかもしれない、という心配がありましたが、例年並みの点数が集まりました」

 こう話すのは、展覧会委員長の城芽ハヤトさん(61)。『吾輩は猫である』が半数を超えると予想したが、158点が出そろうと『猫』は3割程度で、『坊っちゃん』『それから』が続いたという。

 意外だったのは、漱石に親しんだ世代が題材の選択に苦労する一方、あまり漱石を読まなかったと推測される若い世代が数多く出品したこと。ネットなどで調べるうち、ぐっと来る言葉を発見し、描いたのだという。

「イラストレーションの仕事は出版社などの依頼で始まり、知らない事象を調べながらどういう図柄にするか決めていきます。今回、若い人は漱石でそれを行い、新鮮だったようです」(城芽さん)

 さらに意外だったのは、漱石本人を描いた作品が多かったことだ。たとえばロンドン留学時代の追想、仕事場「漱石山房」が郊外でなく東京の中心部にあったというギャップからの探究、熊本では教師をしていたと知って今春の熊本地震と漱石をダブらせた作品もあって多彩だ。

 来年は生誕150周年で、2年続きの漱石イヤーとなる。城芽さんは「ご自身の漱石観を探すもよし、お好みの絵から新たな漱石世界に入っていくのも楽しいでしょう」と話している。

(南條廣介)

最終更新:9月22日(木)12時10分

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