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水道橋博士 「DDT」「マッスル坂井」プロレス界の新たな潮流と才能

BEST TIMES 9月22日(木)12時0分配信

ずっと猪木イズムでしかプロレスを観れていなかった

  やっぱり、オレは、ずっとプロレス=アントニオ猪木という考えがあって、最近のプロレスからは、なんとなく遠ざかっていたところもありました。猪木イズムでしかプロレスを観れていなかった。

 こないだ14年ぶりに生観戦しましたよ(8月6日の大阪府立体育館での『G1 CLIMAX 26』)。それで、縁があって、もうすぐ、あの棚橋選手が『メルマ旬報』の連載やりますけどね。今日、週刊プロレスも10年ぶりくらいに買いましたね、ケニー・オメガが表紙だったから。

 また最近の流れで言うと、DDT(エンタメ色を全面に出すプロレス団体)は面白いと思いますよ。3年前の8.18(「両国ピーターパン2013~プロレスの傾向と対策~」)とか行きましたし、今回の8.28にも行きますよ。

 才能っていうことで言えば、今、スーパーササダンゴマシンとしてマスクマンとして復帰して、かつプレゼン芸で松竹芸人にまでなってしまったマッスル坂井はまだ世間には知られざる天才脚本家だと思ってますね。

 マッスル坂井くんにも『メルマ旬報』に書いてもらっていますけど……。どこまで行くんだろう? という期待もあります。そういうマッスル坂井をも含む、DDTの高木三四郎社長が作っている世界観とかは、猪木、馬場とか関係ないですからね。

プロレスは裸の男が繰り広げる権力闘争の縮図だ! 

  もともとオレは小学生の頃はプロレスラーにもなりたかったし、芸人を目指す前には、プロレス記者になりたいと思っていた時期もあるし。高校生くらいから、そんな文章もいっぱい書いていますよ。雑誌に投稿したりしてますね。

 今、改めてプロレスの魅力ということだけど、「プロレスというのは、俺達とは“別世界”で裸の男が繰り広げる権力闘争の縮図だ」というのは変わらないですね。つまりサラリーマン社会に置き換えると、平社員と部長、係長、社長なんて上司とかが裸でリングの上で対等に戦っているわけですよ。

 しかも、毎日、文化祭のノリ、基本ワルノリ、無礼講が続くわけですから。それは面白い。それを自分が普段生きている世界とは別のもうひとつの社会で戦っている姿、しかも、生き方を問われていて、死ぬまで続くストーリーのなかで人生の力比べを見せている、というところに心惹かれますね。

 だから、力道山だと乗り遅れているけど、アントニオ猪木を父とする、一種の大河ドラマを見続けている感覚もあって、前田日明さんや高田延彦さんとか、今や、本当に懇意に話す時もあるけど、やはりファンの頃に戻りますよ。

 それと、オレはもともと、昔から活字プロレスというのにも、ものすごく関わっているんですよ。ま、これも話せば長くなるけど……。そういう意味では、自分の時代のプロレスという物語を記録して残しておきたい癖もありますからねー。

 ま、そういうのは、柳澤健さんとか、田崎健太さんとか適任の方もいるしねー。相棒(玉袋)なんかも、長く座談会をやりながら単行本にしているし。懐古的なんでしょうね。これからの新しい人が出てきて、プロレス人気が爆発したら、どういう風に興味を持っていくのか、自分でもわからないですけどね。

 

写真:花井智子

最終更新:9月22日(木)12時0分

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