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ドラマ「家売るオンナ」の三軒家万智にも売れない、地方の中古住宅。(玉木潤一郎 経営者)

シェアーズカフェ・オンライン 9/22(木) 7:33配信

最終回13%の視聴率で、有終の美を飾った「家売るオンナ」。

北川景子さんが演じる主人公の三軒家万智は、不動産売買のトップセールス。その決め台詞は、「私に売れない家はありません」。

売買の仲介業務を中心におこなう「テーコー不動産新宿営業所」の営業部管理職である三軒家の営業手法は、顧客の経済条件や性格などの属性と、顧客本人ですら気付いていない潜在ニーズを読み取り、最適な物件をピンポイントでマッチングするという高度なものだ。

三軒家のもとに家を求めて訪れる買い希望客は、ヒキコモリ息子を抱える初老の夫婦や、ゴミ屋敷に住む女と極度のミニマリストの男という組み合わせのカップルなど、家を探すには超高難度の状況にいる顧客が相次いで訪れる。

また売却の依頼を受ける家もそろって難易度が高く、狭小変形な間取りの家、殺人事件のあった家など、普通の不動産営業には忌避されるものばかりだが、三軒家チーフはそれらに最適な生活スタイルを顧客ごとに提案して、見事に売りさばく。

まさに彼女に売れない家はないと思われるが、実際の不動産流通業界は、顧客に合う合わない以前の重要な側面で、大きな変化の中にある。

■中古住宅の国内での流通事情と国の取り組み
国内の空き家問題は、人口減少や高齢化の進展等により管理されない空き家が増加していくにつれ、主に首都圏以外で今後ますます深刻化する。

具体的には、倒壊などの防災面、景観上の支障、ゴミなど衛生上の問題、防犯上の問題の発生などが危惧されている。

そこで国は、中古住宅の流通市場を活性化させるために、H28年3月に閣議決定された新たな住生活基本計画において、中古住宅流通の市場規模を、今後10年間で4兆円から8兆円に倍増させる目標を設定した。

今後は主に、インスペクション(建物状況調査)と瑕疵保険を活用して、中古住宅の資産としての品質確保が図られていく。

インスペクションとは、住生活基本計画において定められたガイドラインに基づいて、売り家の現況を把握する為に行なわれる調査のことで、1.構造耐力上の安全性、2.雨漏りの可能性、3.設備配管の劣化、に関して、瑕疵(それらの不具合や欠陥)がないかを調べるものである。

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最終更新:9/22(木) 7:33

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