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レアル、リーガ連勝記録16でストップも… ハメスが生きる新オプションに光明

Football ZONE web 9/22(木) 14:50配信

BBCトリオに加え、前節決勝弾のハメスも先発 前半から得点に匂いを感じさせるも…

 “ペップ超え”はならずも“ハメス起用法”に光明が差した。レアル・マドリードは現地21日、リーガ・エスパニョーラ第5節ビジャレアル戦を1-1のドローで終え、昨シーズンから続いていたリーガ連勝記録は「16」でストップした。それでもジネディーヌ・ジダン監督は試合途中にMFハメス・ロドリゲスのポジションを修正するなど、必死の策で勝ち点を手にしている。

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 この日のレアルは看板3トップ「BBCトリオ」、そして前節エスパニョール戦で決勝ゴールを叩き込んだハメスをスタメン起用。前半17分にはDFマルセロのクロスをファーサイドのFWギャレス・ベイルが頭で折り返し、そのボールをFWカリム・ベンゼマが詰めてゴールに迫るなど得点の匂いを感じさせた。

 しかし前半アディショナルタイム、ビジャレアルMFマヌ・トリゲロスのミドルシュートをペナルティエリア内でシュートブロックしに行ったDFセルヒオ・ラモスの手に当たってしまい、PKを献上。これをMFブルーノ・サリアーノに浮き球シュートで決められてビジャレアルに先制を許した。

 失点に絡んだS・ラモスは後半開始直後の3分、ハメスの右CKをファーサイドで合わせて同点弾をねじ込んだ。その後は同16分にFWクリスティアーノ・ロナウド、同19分にベイルがチャンスを迎えたが決めきれず。同44分にも右サイドからのラストパスをロナウドがダイレクトで合わせたが、相手GKの正面に収まるなど勝ち越し点を奪えなかった。

ハメスを前に押し上げる采配で持ち直す

 最終的に、2010-11シーズンにペップ・グアルディオラ体制のバルセロナが打ち立てたリーガ記録更新を期待された一戦はドロー。クラブ公式サイトによると、ジダン監督は試合後の会見で「私は記録に関して、何か不機嫌になることはないよ」とさらりとかわしつつ、勝利に引き寄せられなかった原因は序盤にあったと指摘している。

「我々は前半にインテンシティを欠いてしまった。試合の入りは力強かったが、うまく前半を運べなかった。我々は常に100%で前半をプレーできるわけではない。改善する余地があるということだ。ただ後半に入ってからは全員が努力した。フィジカル的な鋭さを発揮した」

 徐々に持ち直した理由は布陣のマイナーチェンジにもあったという。

「我々は前半の終わりにシステムを変更した。2人のセントラルMFで臨んでいたが、もっと前線から圧力をかけるためにハメスを前へと押し上げた。それによってインテンシティのレベルが上がり、全員が多大な努力をできるようになった」

 ハメスがより攻撃的なポジションを取る形が功を奏したとしている。ハメスは昨季から大事な試合でも、MFトニ・クロース、MFルカ・モドリッチに次ぐ存在としてベンチを温め続けたが、この日はセットプレーからとはいえアシストをマーク。レアルの新オプションとしてハメスが生きる布陣を見出したとすれば、連勝記録こそストップしたものの、指揮官にとっては収穫多き一戦となったのかもしれない。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/22(木) 14:50

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