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医療・看護・介護の3点セットで認知症も在宅看取り可能に

NEWS ポストセブン 9/23(金) 7:00配信

 死ぬ場所として多いのは「病院」だが、最近では自宅で死にたいという希望を持つ人も多い。では、患者が自宅に帰った後はどんな生活が待っているのか。

 岐阜県にある小笠原内科の小笠原文雄院長は現在、在宅医療で約150人の患者を受け持っている。24時間体制で在宅医療を行う同院は、併設の「小笠原訪問看護ステーション・介護支援サービス」と連携し、寝たきりに近く通院が困難な患者や、老衰や末期がんなどで自宅での看取りを希望する患者に往診や訪問看護を行う。

 小笠原内科のスタッフは小笠原さん含めて医師6名、看護師2名、臨床検査技師1名、管理栄養士1名、秘書&事務3名の計13名。小笠原訪問看護ステーション・介護支援サービスの訪問看護師14名、言語聴覚士1名、ケアマネジャー5名(兼任3名)と連携して在宅医療を行う。

 特徴的なのは、「トータルヘルスプランナー」(以下、THP)と呼ばれる独自のスタッフがいることだ。

「医療、看護、介護福祉、保健などの深い知識を持ち、在宅医療にかかわるスタッフを統括する司令塔です。患者の様態を見抜いて、医師には薬の処方、ケアマネジャーには介護道具の準備などを指示し、家族のケアまで担当します。常に先手を打つことが大切な在宅医療において、先の読めるTHPは欠かせない存在です」(小笠原さん)

 多職種連携・協働・協調+介入のキーパーソンであるTHPは国家資格ではなく、小笠原さんの母校・名古屋大学や、日本在宅ホスピス協会で育成・認定している。小笠原内科では、訪問看護師がTHPとして活躍する。

 通常の往診は担当医、ケアマネジャー、看護師の3者で行うが、症状によっては3~4名の医師が同行する。

 末期のケースは基本的に訪問看護師が毎日1回、患者の元を訪れ、医師は時に往診もするが緊急の必要がなければ、iPadを使った遠隔診療も行う。お互いの表情が画面に掲示され、患者の具合がよくわかるという。

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最終更新:9/23(金) 7:00

NEWS ポストセブン