ここから本文です

「外貨預金の感覚」で堅実に始めるFX

NIKKEI STYLE 9月23日(金)7時0分配信

 現在、日本の定期預金金利は0.01%(大手銀行の場合)。100万円を1年間預けても、利息はわずか100円しかつかない時代です。こうした環境で少しでも有利にお金を殖やすために考えたいのが、日本より金利の高い海外通貨での運用。ハイリスクといわれるFX(外国為替証拠金取引)も、やり方次第で外貨預金と同等のリスクで運用することは可能で、外貨預金より有利な点も多くあります。

 FXは、証券会社や専業の取扱業者に一定の証拠金を預け、その金額の最大25倍の取引ができるという外貨投資の一種。
 銀行などが扱う外貨預金は、日本より高い金利の通貨で預金することで高い利息が得られるのに加えて、預入時より為替が円安に進んだときは為替差益が得られるメリットがあります。FXも同様に、円安進行時に為替差益が得られるほか、利息に相当する「スワップポイント」を日々受け取ることができ、外貨預金と同じような運用効果が期待できます。
 もちろん始めたときより円高に進んだ場合は、外貨預金もFXも同様に、為替差損が発生するリスクがあります。

■外貨預金に比べ、利息が高めで手数料が安い

 FXは、少ない元手(証拠金)でその何倍もの額の投資ができ、高レバレッジ(倍率)の取引ほど、為替が期待する方向に動いたときの利益は大きく膨らみます。逆に、期待に反して動いたときの損失も拡大してしまいます。そこで、リスクを抑えたい場合は、証拠金と取引額が同額の「レバレッジ1倍」から始めるのがおすすめです。1倍なら、外貨預金のような感覚で運用でき、しかも外貨預金より有利な点もあります。
 まず、利息に相当するスワップポイントが、外貨預金の利息よりも総じて高めという点。例えば外貨投資で人気の通貨、オーストラリアドル(豪ドル)の場合、1万豪ドル(約78万円)の外貨預金で1年間にもらえる利息は3780円。対してFXのスワップポイントは年に9490円も受け取ることができ、2倍以上もお得になります(下の表)。
 さらに、外貨に換金する際の手数料が格段に安いのも有利な点。1万豪ドルの場合、外貨預金だと往復(円から豪ドルに換金して預金し、満期後に豪ドルを円に換金する)で手数料が4万円かかるのに対し、FXはわずか70円(外為どっとコムの場合)。かなり大きな違いがあります。
 ちなみにFXの場合、為替手数料に相当する値は「スプレッド」として表示されます。円と豪ドルで取引する組み合わせのスプレッドが0.7銭である場合、「円で豪ドルを買い、その取引を決済するまでの一連の手数料(往復)として1豪ドル当たり0.7銭がかかる」ことを示します。

1/2ページ

最終更新:9月23日(金)7時0分

NIKKEI STYLE

記事提供社からのご案内(外部サイト)

ライフスタイルに知的な刺激を。
生活情報から仕事、家計管理まで幅広く掲載
トレンド情報や役立つノウハウも提供します
幅広い読者の知的関心にこたえます。