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森山直太朗 楽曲への思い出を調査

コンフィデンス 9/24(土) 7:00配信

 10月にデビュー15周年を迎える森山直太朗が、9月21日、オールタイム・ベストアルバム『大傑作撰』を発売した。これらの楽曲群はこれまで人々にどのように受け止められてきたのか。それを明らかにすべく、4525人を対象とするアンケート調査を実施した。

楽曲についての調査結果

■全体の約6割の思い出とリンクする「さくら(独唱)」

 今回行ったアンケート調査の対象4525人のうち、森山直太朗を「とても好き」もしくは「好き」と回答したモニターは2601人と、6割近くに上っている。この好意度の高さの要因として、多くのモニターがコメントしていたワードが「ギャップ」だ。「テレビなどで話しているのを観ると面白くて、歌う時とのギャップがすごいと思う」(女性/40代/大阪)というコメントに見られるように、音楽性そのものとともに、独自のキャラクターが広く訴求している。前述の「とても好き」もしくは「好き」と回答したモニター
の男女比は、ほぼ3:7となっているが、特に男性層のコメントには「気さくさ」、「親しみやすさ」といったワードが多々見られ、なかば「仲間」のような存在としても受け入れられているようだ。もちろん、これらはその音楽性の高さという裏付けがあってこその「ギャップ」で、回答者たちも十二分にそれを意識している。

 そんな森山の楽曲群の中から選りすぐられた『大傑作撰』収録曲について、全モニターを対象に「自らの思い出に深く残っている」楽曲を3曲まで挙げてもらい、思い出をコメントとして寄せてもらった。

 特筆されるのは、森山のファンだと自認していない層を含む4525人のうちの58.1%が、「さくら(独唱)」に結びつく思い出があると回答している点で、「夏の終わり」も全体の3割以上(34.6%)が思い出とリンクしていると回答。この設問では、敢えて「特になし」という選択肢も設けていたが、いずれもその28.3%を大幅に上回っている。

 以下、「生きてることが辛いなら」、「生きとし生ける物へ」、「愛し君へ」と続いたが、「生きてることが~」以下の3曲については、女性層の数値がやや高めとなっているのに対して、「さくら(独唱)」及び「夏の終わり」は、男女間での数値の乖離がないのが特徴的で、これもそれぞれヒット曲としての受け入れられ方の違いと受け止めることができるだろう。

「さくら(独唱)」については、「卒業式で合唱し、みんなで号泣した」(女性/20代/宮城)、「大学入学前の春休み、ドキドキしている時に元気をもらった」(男性/30代/愛知)など、やはり男女の別にかかわらず「卒業」と「新たな第一歩」に直結する歌と捉えられており、比較的高い年齢層の場合には、我が子の門出の思い出に重ね合わせている人も多い。

「夏の終わり」についても、夏休みの思い出や、秋へと移り変わりつつある時期特有の切なさを代弁してくれる曲として捉えられているようだ。

 それらに対して、例えば「生きてることが辛いなら」の場合、「抗がん剤治療中、病床で勇気付けられ、元気に前を向かないと、と思った」(女性/40代/東京)というコメントに代表されるように、これまでの人生のある時期に、強烈に自らを後押ししてくれた歌と捉えている人が少なくない。女性層の数値がやや高いこととともに、世代別での比
較でも、10代の数値がやや低く(6位/6.0%)、20代以上で、より高い数値を示している点も、この歌がどのように捉えられてきたのかを物語っているだろう。

 そして、この「後押ししてくれた」という受け止め方は、程度の差こそあれ、上位のどの楽曲にも見られるものだった。広く誰もが共感する普遍性、繊細さを持ち、壁に突き当たってしまった人には慰めを与えながら、背中を強く押してくれる。森山直太朗の楽曲群はそんなふうにさりげなく、人々の人生の糧となっているようだ。

■調査期間:2016年9月1日~9月8日
■調査対象者:10代~50代の男女4525人(男性30.0%、女性70.0%/10代2.6%、20代13.3%、30代27.7%、40代33.4%、50代23.1%)
■調査地域:全国
■調査方法:インターネット調査
■調査機関:オリコン・モニターリサーチ

最終更新:9/24(土) 7:00

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