ここから本文です

インディカーの年間王者はパジェノー。佐藤琢磨の来季はどうなる?

webスポルティーバ 9/23(金) 11:42配信

 フランス出身、32歳のシモン・パジェノー(チーム・ペンスキー)は、開幕からの2戦で連続2位となり、ポイントリーダーとなった。そしてとうとう一度もその座を明け渡すことなく、初の年間王者まで突っ走った。

【写真】インディカー・シリーズ第15戦、ワトキンス・グレンで17位に終わった佐藤琢磨

 年間16戦のインディカー・シリーズ最終戦の地はカリフォルニア州サンフランシスコ近郊のソノマ。アップダウンが激しく、かつ高速の難コースで、パジェノーは今季7回目のポールポジションをつかみ、5回目の優勝を飾った。ポールと勝利の数は、もちろんどちらも今シーズン最多だ。まさに圧倒的な成績での王座獲得となった。

 最終戦を前にランキング2位で逆転チャンピオンの可能性をただひとり残していたのは、パジェノーのチームメイトのウィル・パワー(チーム・ペンスキー)だった。3度もランキング2位で涙を飲んだ後の2014年に、とうとうチャンピオンに輝いた実績の持ち主。タイトル奪取は厳しい状況にあったが、過去にポール5回、優勝3回と得意とするコースでもあり、勝って大逆転……という可能性も決して低くはなかった。

 しかし、今シーズンにパジェノーが見せてきた強さが本物であることが、最終戦の戦いぶりで証明された。

 ポールからトップを守って1周目のターン1へと飛び込んだ後は、後続に付け入る隙を一切与えなかった。序盤戦は11周目で5秒以上の差を築き上げ、終盤は2番手に浮上したグレアム・レイホール(レイホール・レターマン・ラニガン・レーシング)との間隔をコントロールしてゴール。プレッシャーに押し潰されることなく、最後までノーミスで走り切った。

 パワーの2度目のタイトル獲得の夢は、レースが折り返し点を迎える前にギヤボックスのトラブルで潰(つい)えた。パジェノーにも不運が襲いかかる可能性はあるため、ピットで修理を施したマシンでレースに復帰したパワーだったが、結果は20位でゴールとなった。

 結局、パジェノーは2位に3秒以上の差をつけて悠々とチェッカーフラッグを受け、コクピットの中で何度もガッツポーズを作った。コースの途中で止まり、マシンの上に立ってファンに喜びをアピール。ビクトリーレーンでもガッツポーツが幾度となく飛び出した。85周のレースで76周をリード。ボーナスポイントも全部稼いでの完全勝利によってチャンピオン・トロフィーを手に入れたのだ。

 そのパジェノーは語る。

1/2ページ

最終更新:9/23(金) 11:42

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。