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仕事は「優先順位」を決めるところからはじまる。宇宙飛行士・若田光一さんに学ぶビジネススキル

ライフハッカー[日本版] 9/23(金) 21:10配信

”宇宙飛行士は特殊な職業だと思われるかもしれない。
しかし、たとえば、私がNASA(アメリカ航空宇宙局)宇宙飛行士室のISS(国際宇宙ステーション)運用ブランチのチーフとして、所属する宇宙飛行士たちのマネジメント業務をしていたときに直面した問題は、どこの会社のどの管理職でも抱えるようなことと、根本的な部分は変わらないと思う。(「まえがき 組織で起こる問題はどこでも同じ」より)”

そう語るのは、『一瞬で判断する力 私が宇宙飛行士として磨いた7つのスキル』(若田光一著、日本実業出版社)の著者。24年前に航空会社の機械整備のエンジニアから宇宙飛行士に転職し、日本人初のミッションスペシャリストとしてスペースシャトル・エンデバー号に搭乗。以後もスペースシャトル・ディスカバー号への搭乗、国際宇宙ステーション(ISS)の建設/長期滞在など、さまざまな実績を積み上げてきたことで知られています。

そのキャリアは華々しく見えますが、本人によれば常に試行錯誤の連続だったのだとか。多くの失敗をし、たくさんの悔しい思いもしてきたといいます。そんななか、宇宙飛行士としての人生を支えてきたものは、そのときどきで、できる小さなことを一歩一歩積み重ねてきたことだといいます。

つまり本書では、宇宙飛行士としての仕事を通じて得た教訓、先輩や同僚から得た知恵のなかで、ビジネスパーソンの仕事や生活に役立つことがらをまとめているということ。きょうはそのなかから、第3章「決める」に注目してみましょう。

仕事は「優先順位」を決めるところからはじまる

人生は「決めること」の連続。私たちは人生の節目において、そして家庭生活や仕事上でのさまざまな出来事においても、大小の決断を重ねています。「決める」瞬間を意識することこそ少ないかもしれないけれど、少なくともいまの自分とまわりの環境は、過去に繰り返してきた無数の決断の結果といっていい。本書にはそう記されています。

そして「決める」という行為は、自分の持つ知識や、いままで経験してきた事例をケーススタディ的に参考にしつつ、「今度はどういうふうに対応するのがベターなのか」を判断していくことにほかならないのだと著者。

ただし多忙な日々のなかでは、ひとつのことだけに専念して判断できるのはまれ。多くの場合は複数の事例を同時進行で進めなければならないものです。事実、著者がNASA宇宙飛行士室ISS運用部門のチーフやJAXA宇宙飛行士長を担当していたときにも、常にさまざまな案件を抱えながら、それらを並行して判断し、解決していく必要に迫られたといいます。

それは会社組織でいうなら、上司と部下を持ち、他部門との調整役もする「課長」のような役割だといいます。会議や打ち合わせが多く、予定外の出来事が起こることもしばしば。多くの会議、昼夜を問わない世界各国からのメールでの問い合わせへの対応、そして難題解決のための決断をタイムリーに下していくこと。それらに明け暮れる毎日だったというのです。だからこそ、抱えすぎてパンクしないように、業務の優先度を常に判断しながら、組織内での必要作業の分散のため、試行錯誤を重ねる必要があったというわけです。(84ページより)

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最終更新:9/23(金) 21:10

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