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CURIOの高級ベビーカーはなぜ「イクメン」に売れるのか?

ビジネス+IT 9月23日(金)5時45分配信

様々な自治体や企業で男性の従業員や部下の育児参加に理解のある経営者や上司、通称「イクボス」を増やす取り組みが行われている。こうした動きに追随するメーカーは、イクメンやイクボスをターゲットにした製品を次々と開発している。岐阜県に本社を置くCURIOは車いすの技術を生かしたベビーカーの製造を行い、子育て世代に高い評価を得ている企業のひとつだ。純国産の手作りがゆえに一台8万円と高価にもかかわらず、すでに2800台を売り上げているというから驚きだ。CURIOの高級ベビーカーはなぜ売れているのだろうか。その秘密に迫った。

【詳細な図や写真】男心をくすぐる超高速ベビーカー「ストローラーR」はなぜ売れるのか

●イクメンやイクボスを目指す男性が「グッ」とくるベビーカー

何かと注目を浴びている小池百合子東京都知事の発言だが、中でも3200名の管理職を前に行った「イクボス宣言」は都の喫緊の課題の一つだ。小池知事は「都庁の残業の多さにびっくりした。皆さんが夜中まで仕事をすると部下は帰れない」と指摘。超過勤務の縮小、育児・介護休暇が取得しやすい職場づくりを訴えている。

航空産業や自動車関連などの金属加工業が盛んな岐阜県のCURIO(キュリオ)は、高橋製瓦の三代目にあたる高橋陽介さんが2006年にベンチャーとして立ち上げた企業だ。自転車好きの高橋さんは「自転車でけん引できるベビーカーを作りたい」という一念から、長男の誕生を機に地元の車いすメーカーに製造を依頼。40台におよぶ試作品を経てついに自転車でけん引できる超高速ベビーカーの製造に成功した。


日本の道路交通法では、欧米とは違って許可なく自転車でのベビーカーのけん引は行えない。加えて、交通量の多い日本の道路事情では危険が伴う。そこで高橋さんが考えたのは、マウンテンバイクにベビーカーのイメージを重ね合わせた「ストローラーR」だ。高橋さんは「子供を運ぶためだけの道具ではなく、(イクメンを目指す男性が)子供と遊ぶための乗り物を作りたかった」と当時のねらいを語る。

ストローラーRはアウトドアでも使えるベビーカーだ。軽くて丈夫なアルミフレームや通常は5インチ程度が一般的な車輪を12.5インチと大径にし、ネガティブキャンバー構造(競技用の車いすに用いられているハの字型のタイヤ)を兼ね備え、安定性と小回りの良さを両立している。街走り仕様の前輪をオプションのトレイルジョイントに付け替えれば、四輪駆動車のようなグリップが得られ、砂や泥でもスタックしない。


「茅ヶ崎のサーファーの方や雪深い北海道に住まわれている方からも、『どんな環境でもお子様と遊ぶことができる』という声をいただいています」(高橋さん)

また、ベビーの乗り心地をよくするためにサスペンションを標準装備し、車輪とシートの間に買い物かごが収納できるカーゴスペースを設け利便性を追求している。

二つに折りたためば自立するので、自宅での保管や車での移動に最適だ。「太めのフレームがかわいい、買い物に行ってもカゴが収納できるのでハンドルにぶら下げずに済む」と、イクメンだけでなく女性ユーザーからの支持も得ているのだという。

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最終更新:9月26日(月)17時40分

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