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石垣市長、9年前のハレンチ写真が出回る なぜ今

デイリー新潮 9月23日(金)11時0分配信

 青い空とエメラルドグリーンの海に抱かれた島、石垣。ダイビングのメッカとして知られるこの地に、ピンクでブラックな疑惑が浮上中だ。突然、9年前の現職市長「ハレンチ写真」がバラ撒かれたのである。

〈市民の皆様へ こんなトップセールスは要らない〉

 そう書かれた文書が配られたのは9月1日のこと。

 市議会の関係者が言う。

「市議会議員や市の職員、市長の後援会メンバーなどの自宅に一斉に届けられた。差出人は『市政改革実行委員会』となっていますが、そんな組織はありません」

 いわゆる「怪文書」であるが、現物には続けて大要、

〈市長は、頻繁に公費で「視察」と称して台湾を訪問している〉

〈この写真は、市長が「視察」に台湾を訪問したある日の夜に撮影されたもの。これの何処が視察なのか、市長の台湾視察の目的は一体何なのでしょうか〉

 と記され、写真4枚がカラーで印刷された紙も同封されている。それには、ワイシャツ姿の男性が、上半身裸の女性とはしゃぎ、抱き合う姿が見て取れるのだ。

「写真の男性は市長そのもの。本当に公費の出張でそんなことをしたのなら、辞職ものです」(先の関係者)

■“こっちは情報を…”

 石垣市は、石垣島のほか尖閣諸島も行政範囲に含む。中山義隆市長(49)は、中国の脅威に意識的で陸上自衛隊の島内配備も推進してきた身。その進退は人口5万人弱の市のみならず、国政にも影響を与えかねない。

 しかし、写真の人物について市長に尋ねると、

「私で間違いありません」

 とこれを認めるのだった。

「ただ、あれは2007年、市議時代にJC(日本青年会議所)の活動で台湾に行った時のもの。怪文書には市長時代に公費で参加したように書かれていますが全くの嘘です。裸の女性と戯れたことは不適切でした。しかし、店の個室を借り切っており、限られた仲間内の飲み会の一幕と理解していただければありがたいです」

 出席者によれば、店はカラオケ付きの中華料理店で、会費は自腹。女性は台湾側が呼んだコンパニオンで、歌に合わせて服を脱いでいく「ゲーム」に興じていたという。まあ、品格に欠けることは間違いないが、悪ノリが過ぎただけという気もするし、そもそも、なぜこれが9年後の今になって蒸し返されたのか。この点、市長は言葉を濁すけれど、

「ゴルフ場を巡るトラブルがウラにあるのではないか」

 とは、中山氏に近い市議の一人である。

「ある市議2人が理事を務めていた社団法人が、島内にゴルフ場建設を計画しているのです。予定地には市有地があり、2人はその売却・賃借を市長に依頼したのですが断られた。以来、市長は“こっちは情報を持っている”などと両名に告げられ、これを脅しと受け止めていたそうです。そして、その市議らと近い別の市議が、当の飲み会に参加し、写真を撮っていたのも間違いありませんから……」

 途端にきな臭さを感じてしまうのだ。

 もっとも、名指しされた2人は、怪文書への関与も、脅迫についても否定し、真相は藪の中。一方の市長は一連の経緯を精査し、刑事告訴を検討中という。

 国境の島に起きた後味悪いハレンチ騒動。これをほくそ笑んでいるのは、隣の“あの国”だけのような気がするが──。

「ワイド特集 何者!!  何様!!」より

「週刊新潮」2016年9月22日菊咲月増大号 掲載

新潮社

最終更新:9月23日(金)11時0分

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