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「股のぞき」にも劣らない!イグ・ノーベル賞受賞の英デザイナーによる爆笑プロジェクトとは?

デイリー新潮 9月23日(金)17時10分配信

 東山篤規氏(立命館大教授)と足立浩平氏(大阪大教授)による「股のぞき効果」が受賞し、今年も注目されているイグ・ノーベル賞。毎年笑わせてくれる研究への授与で楽しませてくれるが、日本人研究者による受賞はなんと10年連続だという。斜め上な日本人のユーモア感覚が世界に通用することを証明しているが、イギリス人も負けていない。今年の生物学賞を受賞したトーマス・トウェイツ氏の研究は、「人間をお休みしてヤギになってみる」というものだ。

 トウェイツ氏はイギリスの名門美術大学ロイヤル・カレッジ・オブ・アートを卒業したれっきとしたデザイナーなのだが、その卒業制作は「まったくの手作りでトースターを作ってみたよ!」というキテレツなもの。鉱山に闖入して鉄鉱石を手に入れ、じゃがいもの澱粉からプラスチックを作り、「まったくの手作りでトースターを作ったった!」と胸を張るが、できあがったのはご覧のような謎の物体。発熱体のニッケルをカナダの記念硬貨を溶かして入手しているのだが、これがカナダの通貨法に抵触する上、「まったくの手作り」というコンセプトから外れていたりと、テキトーぶりを発揮。絶縁体をまいていない銅線に電気が流れるのは危険だと大学の指導教授に止められたものの、アート・ギャラリーでのお披露目を決行したのだが、トーストを焼くことに失敗したくせに「死傷者を出さなかったし、ほんのりトースターがあったかくなったから成功(キリッ)」とドヤ顔する根性も太い。しかし、これまたイギリスの名門ヴィクトリア&アルバート博物館が購入したというから、イギリス人の斜め上ぶりもなかなかだ。このプロジェクトの顛末は著書『ゼロからトースターを作ってみた結果』にまとめられている。

 同書で世界的な注目を浴びたものの、デザイナーとしては鳴かず飛ばずで、悩むばかりの日々を送っていたところ、「もうこんなに悩むのはいやだ、ヤギにでもなって草を食みながらのんびり暮らすことはできないの?」と思ってはじめたのが、今回イグ・ノーベル賞を受賞した「人間をお休みしてヤギになってみる」プロジェクトだという。経頭蓋磁気刺激装置を使って思考を停止してみたり、肉体的にもヤギに近づくため、シリコン製の人口胃腸や四足歩行を補助する器具を開発するなど、相変わらずの無軌道ぶりを発揮。ご覧のような「ヤギのような何か」になることに成功(? )したというのだが、はたから見ればただの変なおじさん(とお兄さんの中間くらい)である。東京藝大の学生の無軌道ぶりを描いた『最後の秘境 東京藝大』が話題だが、どの国にいっても名門の美術大学は変な人間を輩出してしまうらしい。

デイリー新潮編集部

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最終更新:9月23日(金)17時10分

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