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絢香10周年、成り上がったる!という根性は健在だった

女子SPA! 9/23(金) 16:20配信

 今年デビュー10周年を迎えた、歌手の絢香。7月には3枚組のベスト盤もリリースし、メディア露出も増えてきました。

 バセドウ病からの復活を経て、水嶋ヒロと結婚。それを機に所属事務所からの独立騒動もありました。若干28歳なのに、その芸道は波乱万丈。

◆だるぇより~も かぐぁあ~やき~

 ともあれ久々に彼女の歌を耳にして、相変わらず根性がすわっているなと、安心するのでした。生真面目で一生懸命さをアピールするアーティストとは違い、“成り上がってやる”という気迫がみなぎっている。

“みんな聞いてくれてありがとう”ではなく、“アタシの歌を聞けてありがたいと思え”と言わんばかりの威圧感。

 たとえば、10枚目のシングル「みんな空の下」を聴くと、ピアノだけのバラードなのに、無駄にテンションが高いことに気づきます。独特の詞の発音に、ただならぬ音圧が詰まっているのですね。

<あなたの笑顔は 誰よりも輝き くもり空まで晴れにしてしまう>

これを絢香が歌うと、

“あ~なた~の え~がヴォ ヴァ だるぇより~も かぐぁあ~やき~ くもりぃ ずぉるぁまで はれ~にして しまヴう~”

といった具合に、巻き舌と濁音でデコってしまうのです。

 普通に考えておかしな響きなのですが、“これが正解だ”とばかりにやり切ってしまうところに、絢香の並外れた強さを感じずにはいられません。常識人では、一度に何万人ものオーディエンスを相手にするのは無理なのです。

◆「性格悪い」の噂も、スター性の証?

 なので、真偽はともかく、ネット上でささやかれているような噂話もむべなるかな。スタッフにきつくあたるとか、インタビューで「夫」とか「主人」とか言うなとか、せっかく撮った写真を全部ボツにするとか、とにかく性格が悪いとか口が悪いとか。

 でも、そんなものはスターにとっては当たり前のこと。お人好しでは務まらない商売なのですから。

 というわけで、絢香などかわいく思えてくるセレブたちのワガママっぷりを紹介する記事(The most ridiculous things superstar musicians have demanded at their concerts)がイギリスのサイト『BUSINESS INSIDE UK』に掲載されていました。コンサートの際、必ず楽屋に用意されていなければいけないモノリストで、さもなければ大スターはごきげんナナメになってしまうというのです。

◆ビヨンセもマドンナも…

 たとえば、ビヨンセ。室温は25℃に保たれていなければならず、コカ・コーラは絶対NG。ペプシ派なのです。

 ベジタリアンで動物愛護に熱心なポール・マッカートニーは、肉はもちろん、毛皮からレザーに至るまで、動物を殺して作った製品は受け付けないのだそう。もしそんなものが楽屋にあれば、顔を真っ赤にして……。

 常に200人ほどのお付きを従えるマドンナは、楽屋を自宅の部屋と同じにするため、わざわざ家具を運び出しているそうですし、マライア・キャリーは普通のコカ・コーラとダイエット・コークが12本ずつなければダメ。

 ケイティ・ペリーにカーネーションはご法度などなど。

 それでも、モノだとか室内のセッティングならば、まだ理解はできます。ダントツでクレイジーなのは、映画『トレインスポッティング』のあの曲で有名なイギー・ポップ。彼のリクエストは、「病的なまでのデブの記事が載っているUSA TODAYを用意しろ」というもの。怖いですね。

 こうして見ると、絢香もまだまだ常識人なのかもしれません。もっともっと周囲を困らせて、また「三日月」のような名曲を聴かせてほしいものです。

http://youtu.be/WBNWuGV6QX8

<TEXT/音楽批評・石黒隆之>

女子SPA!

最終更新:9/23(金) 16:20

女子SPA!

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