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ペナントレースより熱い? FA注目選手と各球団の思惑

週刊文春 9/24(土) 7:01配信

 ペナントレースも終盤を迎え、早くも今オフのFA市場をめぐる各球団のさや当てが始まっている。

 まず、主戦級投手で一番に名前が挙がるのは西武の岸孝之(31)。通算102勝投手は、地元・宮城の楽天に移籍する、という見方が専らだ。

「そのためか、投手陣補強が至上命令で、本来なら真っ先に手を挙げるはずの巨人は、先発でもリリーフでも使えるDeNAの山口俊(29)狙いに切り替えたという情報もあります」(ベテラン記者)

 もっとも、今オフのFA市場は「投手より外野手が面白い」(同前)のだとか。

 一番人気と目されるのは、日ハムの陽岱鋼(29)だが、

「陽はドラフト時、ソフトバンクと相思相愛でしたが日ハムが交渉権を獲得、涙を流した。今回は、ソフト入りがほぼ確実。巨人と阪神も陽を狙っていたのですが、方向転換を余儀なくされそうです」(スポーツ紙デスク)

 外野手では共に中日の大島洋平(30)と平田良介(28)の動向にも注目が集まる。どちらも主力級だが、落合博満GMとの仲が微妙で、いまだに球団から残留交渉の申し出がないという。

「落合GMは、成績不振の責任をとり解任とも噂されますが、球団には残るようです。2人は出ていくでしょう。平田はヤクルトが本命視されてます」(同前)

 陽獲りを諦めた巨人と阪神が狙うのは、オリックスの“宇宙人”糸井嘉男(35)。15日には1試合3本塁打と大爆発し、お立ち台で「優勝争いしているチームは羨ましい」と発言、話題となった。

「糸井は日ハム時代に東京に家を購入している。それで巨人は、“ウチが有利”と考えているようですが、当の糸井は以前から『単身赴任でたまに帰るくらいがちょうどいい』と言ってるんですよ。何せ宇宙人ですから一筋縄ではいかないかも(笑)」(同前)

 ライバルの阪神は、一方で、三木谷浩史オーナーと折り合いが悪い楽天の嶋基宏捕手(31)にも色目を使う。

「嶋を獲って、打力のある若手捕手、原口文仁(24)をサードにコンバートすることを考えているようです。それが実現すれば、無理して糸井を獲る必要もなくなる」(同前)

 今季のストーブリーグは、ペナントレースより熱くなりそうだ。


<週刊文春2016年9月29日号『THIS WEEK スポーツ』より>

「週刊文春」編集部

最終更新:9/24(土) 7:06

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