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SIGGRAPH 2016にみた、10のVR/デジタルファブリケーション最新技術

WIRED.jp 9/24(土) 15:40配信

2016年7月24日(日)から7月28日(木)までの5日間にわたり、アナハイムにて「SIGGRAPH 2016」が開催された。SIGGRAPHはコンピュータ・グラフィックスに関する研究や作品の発表を行う世界最大のカンファレンスで、論文発表のテクニカルペーパー、Emerging Technologiesなどの展示ブース、企業展示、ポスター展示などから構成されている。

SIGGRAPHは今年で43回目を迎えるが、これまでは映画制作で扱われるコンピューターグラフィックスの技術研究などが多く扱われていた。しかし、近年は3Dプリンターを代表するファブリケーション技術が注目されており、ファブリケーションのためのコンピューターグラフィックス技術が多く発表されている。また、HMD(ヘッドマウントディスプレイ)などのVR技術を使ったコンテンツや研究も多い。

そのなかでも特筆すべき、これから注目されるであろう最新技術をいくつか紹介しよう。

1.自らの身体が巨大化する感覚を体験

Emerging Technologiesという、最新の技術を体験できる展示ブースに入ると、一際目を引く巨大ロボットが見える。これは筑波大学・岩田研究室の「Big Robot Mk.1A」だ。体験者は高さ5mのロボットを自分の手足の動きで制御することができ、あたかも自分の身体が巨大化したような感覚を体験できるような設計となっている。

2.プロジェクションマッピングの「次」(動画あり)

東京大学・石川渡辺研究室の「ZoeMatrope」は、アニメーションのゾートロープ技法を応用している。複数の色やテクスチャーの物体を高速回転させ、コンピューター制御されたストロボ光を照射することで、任意の色やテクスチャーを配合することができるものだ。プロジェクターで映像を投射するプロジェクションマッピングとは異なり、物質そのものの色が変わっているように見えるところが特徴的。球体の表面の色が自然に変わっており、とても不思議な体験を味わうことができる。

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最終更新:9/24(土) 15:40

WIRED.jp

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TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。