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“鼻毛を抜く”のは危険!? 鼻毛が長くなる原因と正しい処理方法

週刊SPA! 9/24(土) 9:10配信

 デートのあとにトイレの鏡を見たら鼻毛が飛び出していた、なんて恥ずかしい経験をした男性は多いのではないだろうか? 「鼻毛が出ている」男性は異性だけではなく、ビジネスシーンにおいても相手から厳しい目で見られてしまう。

 刃物メーカーの貝印が20代から50代の働く男性885人を対象にしたアンケートによると、「仕事中に相手の身だしなみについて気になったことがある」と回答した人は全体の85%で、仕事相手で気になった体の部分の第1位が57.6%で「鼻毛」という結果に。自身の身だしなみについても気をつけているのは「髪」に次いで第2位が68.9%で「鼻毛」となった一方で、自身の身だしなみで恥ずかしい思いをした経験の中でも「鼻毛が出ていた」が4割以上と圧倒的だったという。

 かつて日刊SPA!で全国の20~40代の人妻100人を対象に調査した「妻が夫を生理的に嫌う理由」では、「鼻毛が出ている」は19%で11位という結果だったが、これが夫ではない男性だとしたら、さらに票を集める結果になっていただろう。また、電機メーカー・フィリップス社の調査でも、彼氏や好きな男性の鼻毛を見たことのある女性は62%にも及び、そのうちの40%の女性は、その“鼻毛男子”に対しての恋愛感情が低下するという悲しい結果が出ている。

 そこで今回は、鼻毛が長くなってしまう原因と、処理の際に注意すべき点を耳鼻科の医師に聞いた。そもそも鼻毛は、どういった役割をはたしているのか?

「鼻毛は重要な役割を果たしています。空気中にはPM2.5などの微小粒子物質や病原菌、ウイルスや花粉などといった有害物質が浮遊しており、鼻毛は呼吸によって侵入してくる異物を体内に入れないように防御するフィルター機能をしてくれていて、異物によって粘膜が傷つくことを防いでくれています。また、鼻毛は鼻の湿度を保ち乾燥を防いで、喉や肺が痛むのを防いでくれる働きも持っており、口呼吸よりも鼻呼吸をしたほうがいいと言われるのはこのためです」

◆鼻毛が長くなる原因は「生活環境と男性ホルモン」

 そして、体内のフィルター機能をはたしてくれている鼻毛は、その人の生活環境と男性ホルモンの分泌量などによって成長しやすくなるという。

「科学的に根拠があるわけではないのですが、鼻毛には、埃やウイルスなどの体内への侵入を防ぐフィルターの役割があるので、空気が汚染された地域で過ごしていると、防御力を上げようと鼻毛が長くなりやすいと言われています。埃っぽい部屋や大気が汚れた都市部などに住んでいる人は心当たりがあるのではないでしょうか。また、なぜ男性ばかりに鼻毛による悲劇が起きるのかというと、鼻毛は体毛と同じく男性ホルモンによって太く、長く成長します。そのため、女性でも男性ホルモンが増えると、“鼻毛女子”になってしまう可能性があるのです」

 このため、喫煙者やその周囲にいる家族や友人も鼻毛が伸びやすいという。それでは、どんな方法で処理するのが正しいのだろうか?

「もちろん、すべての鼻毛を処理すると機能しなくなり、感染症にかかる危険性があります。鼻毛が生える鼻腔の近くにはキーゼルバッハと呼ばれる毛細血管が密集する部位があり、そこを傷つけるとすぐに出血してしまいます。また、鼻の穴から入った細菌やウイルスによって蓄膿症が引き起こされることも。黄色い膿の混じった鼻水が止まらない、頭痛や咳などの症状が出る恐れがあります」

◆鼻毛を「抜く」のは厳禁、炎症を起こす危険性も

 鼻毛が出ていたらその場でついつい抜いてしまう人がほとんどだろうが、鼻毛を抜くのは危険だと医師は警告する。それは、鼻毛を抜いたあとの毛穴に、雑菌やウイルスが侵入し炎症を起こす危険性があるからだ。

「鼻毛の処理法にはいくつかありますが、一番やってはいけないのは鼻毛を抜くことです。無理に毛穴の奥の皮膚から毛を引きちぎっていることになるので、強烈な痛みを伴います。問題なのは、毛が抜かれた毛穴は傷口と同じ状態となり、そこから雑菌が入る恐れがあるということ。鼻腔の粘膜は湿っていて温かいので、菌が繁殖しやすい環境です。菌が繁殖すると、化膿してニキビのように腫れあがる『毛嚢炎』になってしまうことも。通常は放っておいても自然に治りますが、重度の場合は赤く腫れ上がり鼻を触っただけでも痛むようになります。最悪の場合には、膿を出すために患部の切開が必要になるため油断はできません」

 なるべく鼻毛は抜かずに切って処理すること。今では「鼻毛トリマー」などの専用の道具もあるため、それらを利用するのもいいだろう。気づかぬうちに評判を落とす“鼻毛のケア”にも注意が必要だ。 <取材・文/日刊SPA!取材班>

日刊SPA!

最終更新:9/24(土) 9:10

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