ここから本文です

新・東京婚活事情:コンプレックスを抱える、超高収入37歳外銀女。その悲痛な叫びとは

東京カレンダー 9/24(土) 5:20配信

東京都内のハイスペックな男女たち。

大都会東京で生き抜く彼らの恋愛感、そして結婚観は、一体どのようなものなのだろうか?

【この記事の全ての写真】

人生を左右すると言っても過言ではない、結婚という制度。特に都会では、そんな結婚に対するハードルが年々高くなっている。

一筋縄ではいかない、現代の婚活。他人から見れば羨ましい限りの人生を送る東京人の、結婚に対する価値観、その裏に潜む闇、リアルな実情を覗きたくはないだろうか?

「岩」とあだ名をつけられた、不美人の外銀女

紀香、37歳、外資金融のフロントで働いています。独身、恋人もいません。

詳しい職種は伏せますけど、私はセールス職ではありません。外銀は美女揃いなんてよく聞きますけど、実際、全員が美女かというと、そんなこと決してありません。

「岩みたい」

子供時代から、自分がそう陰で囁かれているのを何度か聞いたことがあります。

幼少の頃に水泳を習っていたせいか、浅黒い肌に、がっしりとした肩幅、そして全体的に筋肉質のゴツい身体。一重の瞼は重く、太ってはいないのに、どうしてか頬にはボッテリと肉が付きやすい。

「岩」と言われて傷つく反面、何て上手い表現を思いつくんだろう、なんて、感心した記憶があります。

おまけに、「紀香」というこの名前。「名前負け」という言葉を、私ほど聞いて育った女も珍しいのではないでしょうか。

自分が外見的に劣っている自覚はあったので、必然的に、勉強や習い事を一生懸命こなすことしか、昔から私には選択肢がありませんでした。

幸い、地頭は悪くなかった。地元の千葉では神童扱いされたし、極端な努力をしなくても、一番偏差値の高い県立高校に進み、国立大に入ることが出来ました。

付き合う男は、自分と同じように不器量で、偏屈な男ばかり

就活時期になり、外資金融への道に進んだのは、単純に、収入の魅力が大きかったからです。コツコツとデータを集めたり分析するのは好きでしたし、それで大金を稼げるなら、これ以上の仕事はない。

「外銀は美人が多い」という風潮は気になりましたが、セールスでない私の部署は、容姿は特に関係ありませんでした。

私は、やはり大した苦労もせずに内定をもらい、これで自分の外見に対する引け目も、少しは払拭出来ると安心していました。お金さえ十分にあり、体調にだけ気を付ければ、少なくとも自分の面倒は自分で見れるからです。

言うまでもなく、普通の男性は、私に興味を持ちません。私は外見へのコンプレックスが強すぎて、さらに可愛げのない性格をしています。

お付き合いした男性は何人かいますが、私の恋人になるような男性は、私と同じように不器量な顔をしていて、偏差値だけは高い、偏屈な男ばかりでした。

1/3ページ

最終更新:9/24(土) 5:20

東京カレンダー

記事提供社からのご案内(外部サイト)

東京カレンダー

Tokyo Calendar.Inc

2017年1月号
11月21日発売

定価800円(税込み)

RESTAURANT OF THE YEAR 2016
年末飲まずにいつ飲むの? 泡酒Award 2016