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成田からバス直行免税店 訪日客向け和食など1000品

NIKKEI STYLE 9/25(日) 7:00配信

 農業関連の資材販売などを手掛けるアイ・エイチ・エス(千葉県匝瑳市、石井一孝社長)は9月末に、全国各地の食料品を集めた免税店を匝瑳市内に開業する。周辺には書道の体験施設や和風庭園も造る予定で、成田空港からの直通バスも運行。年商5億円を見込む。東京五輪・パラリンピックを控えて訪日外国人客を呼び込み、過疎化が進む同市のにぎわい創出につなげる。
 銚子連絡道の横芝光インターチェンジ(IC、横芝光町)から車で15分程度の場所に「日本全国食宝館」を開業する。総投資額は1億円超となる見込み。地上1階建てで、敷地面積約240平方メートル。全国の食品関連会社100社と契約し、菓子や調味料、飲料など約1000品を取り扱う。
 平均購入額は国内客が3000~5000円程度、外国人客が1万~1万5000円程度を想定する。免税手続きができるカウンターも近くに設置する。
 このほか年内をメドに、食宝館の周辺に日本の文化を体験できる施設なども設ける。食宝館の前には写真撮影が楽しめる和風庭園を設置。匝瑳市が有数の生産地であり、海外から「マクロ・ボンサイ」として人気が高い植木などを整備する。このほか、着物の着付けや書道の体験施設や、太鼓などの伝統芸能を披露する舞台なども設置する。こうした施設を合わせた全体での敷地面積は、約500平方メートルの見込み。
 訪日外国人客がアクセスしやすいように、千葉交通(成田市)と契約して成田空港と食宝館を結ぶ直通バスも運行する予定だ。まず試験的に月に一度、40人乗りのバスを往復で48便走らせる。3カ月程度の試験運行を経て需要や混雑時間帯などを見極め、運行日数を増やしたり、便数を調整したりする。これに伴い、大型バス6台と、普通乗用車100台を止められる駐車場も用意した。
 今後は訪れた外国人客向けに、匝瑳市周辺の観光ガイドなども作成。市内の神社や食堂などを載せ、周辺地域の活性化に結びつけたい考えだ。
 アイ・エイチ・エスは農業・造園関係の資材販売などを手掛ける。2016年3月期の売上高は7億3000万円。5月に中小企業庁の「はばたく中小企業・小規模事業者300社」に選ばれ、7月には経済産業省の視察団などが同社を訪問した。
[日本経済新聞2016年9月6日付朝刊]

最終更新:9/25(日) 7:00

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