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ベンチャー投資で年収1億円。「エンジェル投資家」が重要視するのは起業家の人柄

週刊SPA! 9/25(日) 16:20配信

 右肩上がりの経済成長はとうに終え、低成長時代に突入したニッポン経済。それでもバブルのごとく稼ぎ倒す強者は、少数ながら存在する。彼らは常人と何が違うのか――新型富裕層に秘密のスキームを直撃した!

<玉井俊太郎さん(仮名・51歳)…年収1億円/エンジェル投資家>

外資系銀行をアーリーリタイア。個人ファンド運営と並行して、将来性のあるベンチャーに積極的に投資。人脈はもとより、学生時代にカリスマ家庭教師の異名を取った熱血指導によって大型IPOを成功させている

◆仮想現実から拡張現実。テクノロジーに投資!

「ベンチャー投資に関しては、主に人脈を生かした資金調達面でのサポートを担当しています。実務に明るい仲間がいるのも強みだね。ただ、若者のエネルギーに触れることが喜びで、エグジットするかどうかは正直二の次だよ」

 欧米人並みの大げさな身振りで高らかに笑う玉井俊太郎さんは、起業間もないシード、起業後2~3年といったアーリーステージのベンチャー企業に投資を行うエンジェル投資家だ。玉井さんのもとには年間約100案件が持ち込まれるというが、その中で実際に投資に至るのは十数社。さらに上場やM&Aによってリターンを得られるのは10%程度。正直、あまり効率が良いようには見えない。ところが、過去にネットベンチャーを資産価値100倍以上にして売却した経験のある玉井さんは強気だ。

「1000万円強の投資を10社にしたとして、1社が100倍になれば9億円のプラスでしょう!」

 確かに、9社分の元手など瞬殺で回収できてしまうわけだ。当たる投資先とは一体どういうものなのか。

「もっとも重要視しているのは、起業家の人柄ですね。クレバーなだけでなく、人を惹き付ける魅力があるか。分野でいうと、テクノロジー系は特に注目しています。日本経済を立て直すには、理系分野の成長が必須だと考えているので、フィンテック産業や最近だとVR(仮想現実)ですね。ただ、VRに関する投資での成功はもう国内では厳しいでしょうから、可能性があるのはAR(拡張現実)かな。Facebookのザッカーバーグも、『ポケモンGO』を踏まえて、これからのスマホにはAR機能が実装されると言ってます」

 日本発のフリマアプリ『メルカリ』がアメリカでも1200万ダウンロードを突破し、急速に普及しているように、プラットフォームとしてのスマホ関連市場には多くの金脈がまだまだ眠っている。

「今の日本では、金融、IT、不動産の3種以外で大きく儲けることは不可能で、どれも情報が命。若い起業家に投資していると、常に新しいサービスやテクノロジーに接することができる。これが市場から後れを取らない秘訣ですね」

 情報収集としての投資。タネとなる資金を豊富に持つ富豪ならではの余裕とはいえ、貴重な提言だ。

<玉井さんの富豪哲学>

・情報こそ命。収集にはカネを出し惜しまない

・若手の有望株とは積極的に交流すべし

・スマホのアプリ、関連技術は伸びしろ大

― [新型富裕層]の裏錬金術 ―

日刊SPA!

最終更新:9/25(日) 16:20

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