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冠名「サトノ」&池江厩舎の高馬。今年の期待馬アーサーの前評判

webスポルティーバ 9/26(月) 11:25配信

厳選!2歳馬情報局(2016年版)

第18回:サトノアーサー

 競走馬のセリ市として、国内外から注目を集める「セレクトセール」。ここでは毎年、億を超える高額馬が続出する。そして、そういったセレクトセール出身の“高馬”たちは、2歳秋を迎えると、次々にデビューし始める。

【写真】セレクトセール出身のサトノヴィクトリー。昨年トップの2億3500万円(税別)という高額で落札された

 10月1日の2歳新馬(阪神・芝2000m)でデビューするサトノアーサー(牡2歳/父ディープインパクト)も、その一頭。2015年のセレクトセールにおいて、1億9500万円(税抜)の値をつけた“エリート”である。

 母は、ニュージーランドを本拠地にして現役時代を過ごしたキングスローズ。オーストラリアを含めた南半球で活躍し、重賞6勝という輝かしい成績を残してきた。その中には、GIニュージーランド1000ギニー(ニュージーランド・芝1600m)も含まれている。

 そうした血統背景とセールの高値によって、まずは注目を集めたサトノアーサーだが、素質的にはどうなのか。育成を担当したノーザンファーム早来の伊藤隆行氏は、今春の取材ではこう話していた。

「体のパーツはしっかりしていますし、育成中に幅が出てきて、値段に見合う馬になってきました。背中やトモ(腰から後脚の付け根までの部分)の使い方はいいものがありますし、ストライドがとても大きいです」

 同馬は現在、所属する池江泰寿厩舎(栗東トレセン/滋賀県)に入厩し、精力的にトレーニングを積んでいる。こちらに来ても、エリートらしさは見られるのだろうか。関西競馬専門誌のトラックマンが、その様子を伝える。

「ディープインパクト産駒らしく、馬体重は460kgほどの中型サイズ。ですが、見た目やシルエット、馬体はまさに“高馬の雰囲気”ですね。スタッフは、『トビが大きいタイプで、軽くスピードの出る芝が合いそう。実戦にいってよさが出るタイプではないか』と話しています」

 同馬のオーナーは里見治氏であり、このオーナーと厩舎の組み合わせは、今年のGI日本ダービー(東京・芝2400m)で2着となったサトノダイヤモンドと同じ。この馬もセレクトセールで2億3000万円(税抜)の高値がついて、デビュー前から話題となっていた。

 おかげでサトノアーサーは、そんな厩舎の偉大な先輩と比較されることが多いという。ただ、その点については慎重なジャッジが必要なようだ。先述のトラックマンが続ける。

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最終更新:9/26(月) 11:25

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