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U-17W杯出場を決めた日本の“攻守一体のスタイル”にUAE監督が脱帽 「本当に好チームだった」

Football ZONE web 9/26(月) 10:00配信

4戦連続の無失点で“世界切符”をつかむ 「彼らは非常に将来有望な選手たちだ」

 U-16日本代表は現地時間25日のAFC U-16選手権準々決勝のUAE戦に1-0で勝利し、来年にインドで行われるU-17ワールドカップ(W杯)出場権を獲得した。最少得点差の戦いとなったが、AFC公式サイトによると若き逸材たちが披露した組織的なプレーは、UAEを率いたアルネメル監督に「日本は本当に好チームだ」と言わしめたという。

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 日本はUAEを相手に、前半31分にFW久保建英(FC東京U-18)の左CKから相手GKのファンブルを誘い、最後はDF瀬古歩夢(C大阪U-18)が詰めて先手を取った。先制点前からUAEを押し込んでいた日本は、後半に宮代大聖(川崎U-18)がPKを失敗するなどチャンスを生かしきれず、追加点こそ奪えなかったものの、守備陣が集中力を切らさずに同大会4試合連続の無失点勝利で“世界切符”をものにした。

 決定機を決めきれなかった課題があったとはいえ、日本は点差以上の内容で完勝を収めた。それは相手指揮官も認めるところだった。試合後の会見で「私は日本に『おめでとうございます』と言いたいです。我々はこの試合をできる限りハードに戦おうとしました。しかし突破口を見つけ出すことはできませんでした」と切り出した後、以下のように称賛したという。

「日本は本当に好チームでした。彼らは非常に将来有望な選手たちで、良いDFがいて、なおかつアタッカー陣は攻守を切り替えた際のディフェンスがとても素早かったです」

トランジションの鋭さが世界への扉を開く

 アルネメル監督が語った通り、UAE戦の日本は攻撃力以上に攻守のトランジションが圧巻だった。相手ゴールに近い位置で試合を進めつつ、ボールを奪われた直後に久保、FW宮代大聖(川崎U-18)、中村敬斗(三菱養和SCユース) 、FW棚橋尭士(横浜F・マリノスユース)ら前線の選手たちが鋭くUAEのボールホルダーにプレッシャーをかける。それによって高い位置でボールを奪い返して、再び攻撃に移る場面が目立った。もしそこで奪い返せなくても、慌てた相手に苦し紛れのロングボールを蹴らせ、最終ラインと中盤センターが難なくセカンドボールを回収する好循環が生まれた。

 この戦いぶりに、UAEも感銘を受けたようだ。アルネメル監督は次のように締めくくった。

「フットボールには勝者と敗者が存在する。しかし、もし我々がこの試合から学べば、敗者とはならない。今回のトーナメントは私と選手たちにとって非常に大切な経験で、本当にたくさんのことを学んだ」

 日本時間28日19時30分キックオフ予定の準決勝で、日本はウズベキスタンとイラクの勝者との対決が待ち受けている。森山佳郎監督は「優勝という宿題が残っています。アジアの王者としてW杯に行きたいと思います」と目標はU-17W杯にとどまらず、同大会を制覇することだと明言している。試合間隔は短いが、世界への扉を開いたハードワークで残り2試合も勝ち抜こうと意気を上げている。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/26(月) 11:53

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