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AFC U-16選手権で北朝鮮が故意に失点!? 敵将困惑の“疑惑場面”にスペイン紙も「衝撃的」と言及

Football ZONE web 9/26(月) 19:02配信

グループリーグD組最終戦の北朝鮮対ウズベキスタンで、疑惑の失点場面は起きた

 果たして日本などの強豪と戦いたくがないための、安易な失点だったのだろうか。インドで行われているAFC U-16選手権で、森山佳郎監督率いるU-16日本代表は準々決勝でUAEに1-0と勝利し、2大会ぶりとなるU-17ワールドカップ(W杯)出場権を獲得した。

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 注目されているのは、決勝トーナメント前に行われたグループリーグD組最終戦、北朝鮮対ウズベキスタンで、北朝鮮がわざと失点したかのようなシーンが発生。スペイン紙「AS」が取り上げるなど、世界的にも話題となっている。

 両チームはそれぞれイエメン、タイに連勝して決勝トーナメント進出を決めた状況でこの試合を迎えた。グループリーグ首位か2位通過かを決める一戦となったが、問題のシーンは後半4分だ。ウズベキスタンのGKウマルザコフがボールを手で保持し、高弾道のパントキックを蹴り込む。そのボールは北朝鮮のゴール前約30メートル付近まで飛んだが、ここで不可思議な対応を見せたのは北朝鮮のGKジャン・ペクホだった。

 ジャン・ペクホはピッチ上に落ちてくるボールの目測を誤ったのか、飛び出したもののヘディングでクリアできず、ボールはそのままゴールに向かっていく。それでもまだ対応可能で、すぐさまボールを追いかければ間に合いそうな状況だったが、守護神はペナルティエリアに差し掛かった瞬間、ピッチに足を取られたのか豪快に転んだ。守護神の“必死に見えるセーブ“の甲斐もなく、ボールはゆっくりとゴールラインを割った。

敵将は困惑「指揮して初めてGKが決めた」

 このゴールに相手GKウマルザコフは驚きの表情を浮かべつつ両手を突き上げた。試合はその後もウズベキスタンが2ゴールを追加。北朝鮮は後半30分に1点を返したが、最終的に1-3で敗れた。試合後、ウズベキスタンのティムール監督は「正直に言うと、私が指揮したなかで、初めて(自チームの)GKがゴールを決める、初めてのチームとなった。北朝鮮のGKがいくつかのミスをしたと推測するが……」と困惑したという。

 D組はグループリーグ最終日で行われたこともあり、仮にこれが故意の失点であるとするならば、その背景には順位によって決勝トーナメントの対戦相手を“決められる”というレギュレーションが関係していたのかもしれない。

 U-17W杯出場権を懸けた準々決勝の相手は、北朝鮮がD組1位で勝ち上がると育成年代で急成長を見せるイラクとなった一方、同2位ならオマーンとの対戦となった。またイラクとの対戦となった場合、勝ち上がった後の準決勝では日本対UAE(日本の勝利)の勝者と激突する形となり、アジア王者を目指す上でタフな戦いが続くと判断し、1位通過をあえて回避した可能性も否定できない。

懲罰かお役御免か…北朝鮮GKは途中交代

 同紙もこのシーンについて動画で紹介。「北朝鮮GKの衝撃的なシーン。ミスがあったのかウズベキスタンGKのゴールを導き出し、この日の主役となった」と疑惑の目を向けて報じている。ちなみに北朝鮮のGKジャン・ペクホは、“懲罰”なのか、はたまた“お役御免”なのか、後半途中に交代を命じられている。

 準決勝の北朝鮮対オマーンは現地時間26日にキックオフされる。グループリーグ最終戦で故意の失点疑惑が注目された北朝鮮は、果たしてオマーンに勝利して世界への切符をつかめるだろうか。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/26(月) 19:02

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TEDカンファレンスのプレゼンテーション動画

北朝鮮からの脱出
北朝鮮での幼少時代、『ここは地球上最高の国』と信じていたイ・ヒョンソだったが、90年代の大飢饉に接してその考えに疑問を抱き始める。14歳で脱北、その後中国で素性を隠しながらの生活が始まる。 これは、必死で毎日を生き延びてきた彼女の悲惨な日々とその先に見えた希望の物語。そして、北朝鮮から遠く離れても、なお常に危険に脅かされ続ける同朋達への力強いメッセージが込められている。