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【鹿島】金崎へのPK譲渡に鈴木優の本音がポロリ。「始めは嫌だった」

SOCCER DIGEST Web 9/26(月) 12:00配信

前節の磐田戦に続きPKを奪取するも…。

[J1第2ステージ13節]新潟0-2鹿島/9月25日/デンカS
 
 前節の磐田戦に続きベンチスタートとなった鈴木優磨は、赤﨑秀平に代わって67分からピッチに立った。
 
 1点リードでの出場、交代相手ともに磐田戦と変わらず、さらに言えば、時間帯(磐田戦では64分から出場)もほぼ同じ。違ったのはピッチ上での役目だった。
 
 磐田戦では「前半からチームの流れは良かったので、それをさらに加速させるような意識で入った」が、この試合でのタスクは「前から行けるだろうけど後ろが付いて来られないので、1回セットしよう、という話だった」と明かす。
 
 実際、途中出場後は無暗に前線から深追いするのではなく、陣形を整えたうえでプレスを仕掛けに行くプレーを心がけていた。守備を念頭に置きつつも攻撃時には貪欲さも垣間見せ、身体を張って前線で起点を作りながら隙あらば果敢にゴールへと迫った。
 
 そんな鈴木に見せ場が訪れたのは、後半アディショナルタイムだった。GK曽ヶ端準がロングフィードを放った流れから、金崎からのパスを受けドリブルで独走。迫り来るDFをエリア内でひとりかわすと、突破を阻もうと後方から走りこんできた松原健に倒されPKを奪取する。
 
 奇しくも、磐田戦でもPKを獲得し自ら決めていた鈴木は、当然ながら今回もキッカーを務める気でいた。ただし、この日は事情が少し異なったようだ。
 
「(金崎にPKを譲ってくれと言われ)始めはちょっと嫌だったんですけど、蹴ると言うので任せました」
 
 不本意ながらも譲ったPKは、金崎が冷静に沈めて勝負は決した。仮に、このPKを鈴木が決めていれば、金崎と並んでチーム内得点王(9得点)となっていただけに、本人の胸の内には複雑な想いもあったはずだ。
 
 ただ、そこはチーム想いのストライカーである。「あの人が(ゴールを)取ればチームも乗るので」という事情もあってか、7つ上の先輩FWを立てることも忘れてはいない。
 
 FWである以上、結果を残したいのは山々だろう。ただ、そこで決して独善的な態度を取らないのは鈴木の「らしさ」でもある。
 
取材・文:橋本 啓(サッカーダイジェスト編集部)

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最終更新:9/26(月) 12:41

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