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家電見本市から脱却し、CPS/IoTによる未来創出の場へ。CEATEC2016がいよいよ開催

HARBOR BUSINESS Online 9/26(月) 9:10配信

 2016年10月4~7日、千葉市の幕張メッセで「CEATEC JAPAN 2016」が開催される。

 今年の「CEATEC JAPAN 2016」は、「社会」「家」「街」「CPS/IoTを支えるテクノロジ・ソフトウェア」の4エリアと各種特別企画エリアで構成される。CPSとは「サイバーフィジカルシステム」、IoTは「モノのインターネット」を意味する。

 CPS、すなわち、サイバーフィジカルシステムは、実世界(フィジカル空間)にある多様なデータをセンサーネットワーク等で収集し、サイバー空間で大規模データ処理技術等を駆使して分析/知識化を行い、そこで創出した情報/価値によって、産業の活性化や社会問題の解決を図っていくもの。

 IoTは、様々な「モノ(物)」がインターネットに接続され、情報交換することにより相互に制御する仕組みである。

 CEATEC JAPANは、従来の家電見本市的な「最先端IT・エレクトロニクス総合展」から、CPS/IoTでつながりが深まる社会、新たにもたらされる未来を共に創り出す場をめざす「CPS/IoT Exhibition」へと、本年より生まれ変わるとしている。

◆見ておきたい出展企業は?

 主催者特別企画展示「IoTタウン」では、サービス産業を中心とした異業種10社が出展する。今回がCEATEC JAPAN初出展となるセコム、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ジェイティービープランニングネットワーク、超人スポーツ協会、タカラトミー、ロフトワークをはじめ、楽天(楽天技術研究所)、NPOウェアラブルコンピュータ研究開発機構/NPO日本ウェアラブルデバイスユーザー会、国立情報学研究所/北海道大学/大阪大学/九州大学、豆蔵ホールディングスである。

 中でも一般受けしそうなのは超人スポーツ協会だろう。テクノロジーを駆使して、「スポーツ」そのものを、「いつでも、どこでも、誰もが楽しめるように」拡張し、「人機一体」の新スポーツの創造を目指している同協会では、AR(拡張現実)技術を使い、「かめはめ波を打ちたい」「魔法を放ちたい」という夢を実現する「HADO」を出展する。超人スポーツ協会と協力関係にあるmeleap社の「HADO」は、ヘッドマウントディスプレイを身につけ、走り回りながらモンスターや相手プレイヤーとリアルタイム対戦ができるというサービスである。

◆第5世代移動通信システム(5G)にも注目

 また、「CEATEC JAPAN 2016」では、第5世代移動通信システム(5G)にも注目が集まる。

 5Gとは、第4世代移動通信(4G)の後継仕様と位置づけられる次世代の移動通信の通信方式であり、日本では2020年東京オリンピックに合わせる形で、サービス開始を目指している。5Gは、増大するトラフィックに応えるネットワークシステムの大容量化を、低コスト・低消費電力で実現することを目標としており、10Gbpsを超えるような超高速通信やさらなる低遅延化、IoTの普及等に伴う多数の端末との接続への対応を促進する。

 5Gに関して、「CEATEC JAPAN 2016」のパネルディスカッションでは2020年以降の新たなモバイルサービス等について意見交換が行われる予定である。また、ワークショップでは、国内外の専門家の方々による5Gに向けた実装試験等の取組状況の講演や、5Gの活用が想定される産業界および東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会からの5G利活用に関する期待や要望に関する講演が予定されている。

 「超高速+IoTの基盤技術」として大きな市場を創出する可能性を秘めたこの新世代移動通信システムについても、ぜひ押さえておきたい。

<文/丹羽唯一朗>

ハーバー・ビジネス・オンライン

最終更新:9/26(月) 9:10

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