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9月の日銀会合・米FOMC通過で、今後の相場はどう動くのか

会社四季報オンライン 9/26(月) 16:36配信

 日銀の金融政策決定会合と米国のFOMC(連邦公開市場委員会)が終わり、当面の金融政策が決定された。これを受けて米国株はいったん大きく上昇、日本市場も新たな日銀の「イールドカーブ・コントロール」を好感するかのように堅調となった。ただ、どちらも長続きせず、日本市場では円高を嫌気するように冴えない相場展開となっている。

 しかし、日銀の今回の金融政策は長期金利を高めに誘導することで、マイナス金利政策で運用難となっている金融機関が長期で運用しやすくしている。これまでは長期債も日銀に売却することで利益が出るという状況であったが、新規に発行される国債利回りさえマイナスとなる事態になったことをコントロールするということだろう。 

 日銀の政策発表以降、金融株が堅調となっているが、実際には金融引き締めではないかとの見方もある。上値追いとはなっておらず、本来であれば指数自体も動いてもよいところだが、動きが鈍くなっている。日銀の思惑と市場の見方がどうもしっくりとかみ合っていないということだが、そうしても批判的な見方の方が目立つということもあるのだろう。

 では、日米の金融政策から見て、これからの相場展開はどうなるのだろうか。

■ 円高となった理由を考えてみよう

 結局、日米の金融政策が発表されたあとに円高に振れたことで、日本株を買い難くしている面があると思う。ただ、「円高」となったのか「ドル安」となったのかということを考えてみると、リスク回避としての「円高」ではなく、あくまでも米国の利上げがなかったことでの「ドル安」である。大きな方向とすれば円高がどんどん進むということでもないだろう。

 日銀の施策が「引き締め」であるから円高となったとの見方をする向きもあるが、あの手この手で何とか資金需要を喚起して市中に出回っているお金を増やそうとしている手段であり、金融緩和には違いないと思う。

 米国でも利上げをできない理由がいろいろと言われているが、結局はドル高を嫌気しているということだ。素直に見て行けば、米国では利上げが遠からず行われるということであり、日本では緩和状態が継続しているということだろう。

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最終更新:9/27(火) 17:56

会社四季報オンライン

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