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姫路の”パン作家”という名前の一軒家で天然酵母を使って焼き上げるドイツパン

CREA WEB 2016/9/26(月) 12:01配信

 兵庫県姫路市をゆったりと流れる夢前川。山陽電車の夢前川駅から川の西岸沿いに北へ歩くこと10分余り。ひと際目立つ白いモダンな建物が、パンのお店「バッケン・ディヒター」です。白い壁には、麦の穂をあしらったロゴマーク。扉を開けると、クラシック音楽が流れる落ち着いたインテリアの空間。まるで、ヨーロッパの邸宅を訪ねたかのよう。パンが焼ける香ばしい匂いが漂っています。

「店内はベルリンのアパートメントをイメージしました。店名はドイツ語で“パン作家”という意味です」とご主人の永富武委(ながとみたけとも)さん。次々と焼き上がったパンがバスケットに盛られ、アンティーク家具やアイアンを使った什器に美しく並べられていきます。窓側にはカウンター席とテーブルが2つ。イートインができるコーナーもあるのです。

 永富さんは、1969年生まれ。製菓専門学校を卒業して大阪のホテルに就職し、配置されたのは製パンの部署。ドイツ人ブーランジェのもとで働いて、パンの奥深さに魅せられたのだそう。

 2002年に自店をオープンし、5年前に移転して今の場所へ。

「開店当初、ドイツパンは全く売れなかった。ドイツパンは泥臭くて地味ですが、味わい深い。パンを作って年を重ねるうちに、おいしい、面白いと思うようになりました。飽きがきませんね」とにっこり。

 まず、ドイツパンをご紹介しましょう。

「ロッゲンブロート」は、ライ麦粉100%で蒸し焼き。「ザワーブロート」は、ライ麦粉30%、全粒粉20%使用。どちらも、ライ麦粉から約10日間かけて自家採取したサワー種で発酵させているのが大きな特徴。

 ブロート=パンは、それぞれ、プレーンだけでなく、クルミやイチジク、ベリー類を生地に練り込んだものも作り、食べやすいよう工夫しています。噛む程にほのかな酸味と粉の風味が広がり、とてもおいしい。手にするとずっしり重い、存在感のあるこれらは、永富さんが「自店の味」と自信を持ってすすめるドイツパン。

 他にも、ドイツパンの代表といえる「ブレッツェル」や「ゼンメル」もあります。

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最終更新:2016/9/26(月) 12:01

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