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成功より幸福感を大切にすべき理由

ライフハッカー[日本版] 9/27(火) 23:10配信

Pick The Brain:成功の形はさまざまあれど、「成功すれば幸せになれる」と誰もがどこかで思っています。

成功すれば望み通りの満足感が得られるような気がしますが、この考え方は実は人間の本質に反しているかもしれません。

幸福研究家であり『ニューヨーク・タイムズ』紙のベストセラー作家であるShawn Achor氏によれば、脳の働きはドーパミンの影響下で良くなり、コルチゾールの影響下で悪くなる傾向があると言います。実は、「成功が幸福をもたらす」という考え方は、脳のそうした性質に反するものなのです。

ドーパミンが「幸福」ホルモンであることは既にご存じかもしれません。ドーパミンは良い感情、笑い、おいしい食べ物など、ポジティブな性質により体内で分泌されます。

そして、コルチゾールはドーパミンとは逆で、あらゆる形のストレスが引き金となり分泌されます。

ささやかなことでも達成したらそれを喜ぶことが大切です

普通は、何かを1つ達成するとすぐ次のことを始めてしまうので、そのことによる満足感は持続しません。それなのに、なぜ「成功」という抽象的すぎるコンセプトが、「幸福」をもたらしてくれると期待できるのでしょうか。結局、成功(達成)を目指して私たちがしていることは、幸福感に手が届きそうになるたびに、幸せを感じるのを先延ばしにしているようなものです。

大切なのは、目標を達成することではありません。充実感ばかりを持続させて、幸せを先延ばししすぎないことです。もし、マラソンランナーが、ゴールに近づくたびに、それを遠ざけられ続けたら、楽しくないでしょう?

ゴールインのテープを切る感覚をときどき持つのは良いことです。

Achor氏の研究が示唆するものがあるとするなら、人間の脳は、成功に到達するために、幸福感を一種のスプリングボード(きっかけ)として使うように進化を遂げたのかもしれません。2011年のTedx TalkでAchor氏は次のように語っています。

”ポジティブな気分でいるときに、体の中にあふれ出すドーパミンには2つの働きがあります。幸福感を高めるだけでなく、脳の中の学習中枢のスイッチを入れるのです。そのおかげで、これまでとはまた別のやり方で外界に適合できるようになります。”

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最終更新:9/27(火) 23:10

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