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バルサ移籍を画策も玉砕したミラン本田 「ベンチ要員としてなら…」と番記者が理解示す

Football ZONE web 9/27(火) 12:42配信

「トゥット・スポルト」紙の記者は、売り込みを行う動きに冷静な見解

 ACミランの日本代表MF本田圭佑は、25日の敵地フィオレンティーナ戦で開幕6試合連続のスタメン落ちとなり、0-0のドローに終わった試合で出場機会も訪れなかった。試合前にはクラブ公式ツイッターが、控えメンバーから本田の名前を一時外して発信するなど、ミラノでの背番号10の存在感は確実に薄れてしまっている。

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 そうしたなかでスペイン地元紙は、本田が今夏の移籍市場で昨季スペイン二冠王者バルセロナに売り込みをかけたが、「ノー・グラシアス(ノー・サンキュー)」と一蹴されたと暴露していた。

 イタリアメディアは、ミランで「パンキナーロ(イタリア語でベンチ要員)」の地位に甘んじている30歳の動きを、どのように見つめているのだろうか。

 地元紙「トゥット・スポルト」のミラン番記者を務めるステファノ・パスクイーノ氏は、バルセロナなど様々なクラブに売り込みをかけている本田サイドの動きに理解を示している。

「それも仕方がないことだ。1月までにプレーする機会を見つけられなければ、動くしかないだろう」

スペインはベンチでさえ狭き門となるが…

 ヴィンチェンツォ・モンテッラ監督はフィオレンティーナ戦前の記者会見で、「本田は非常にプロ意識が高い選手だ。本当だ。最高に高いレベルの選手。少しずつ、少しずつだが、プレーするスペースを見つけている」と語っていた。公の場では評価したが、実際のところはリーグ開幕から6試合で出場時間はわずか19分。しかも、モンテッラ監督は質問者に対して、「君は本田がゴールを決めそうだったから、試合に出さなければならないという質問をしたいのだろう?」とも語っていたが、これは嫌味に聞こえるものだった。

 前々節のサンプドリア戦で、本田がゴールを決めそうなシーンは皆無だった。後半アディショナルタイムに右足でシュートを放ったものの、ボールは枠を遥かに越えてスタンドへ。昨季リーグ1得点3アシストの10番は、シュート精度の低さを露呈しただけだった。

 世界トップクラスの実力者がベンチにも控えるバルセロナに対して、ミランは凋落したセリエAで3年連続欧州カップ戦出場権を失う有り様。そのチームでレギュラーの座を失った本田は、果たしてスペインの名門で通用するのだろうか。パスクイーノ氏は「パンキナーロとしての移籍は可能だと思う」と語った。

 セリエAはリーグ戦のベンチ入りメンバーが12人だが、リーガは7人。バルサは本田の売り込みに対し「ノー・グラシアス」と一蹴したが、パスクイーノ記者は狭き門となるスペインでも本田はバルサのベンチ要員になれるのでは、と分析していた。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

最終更新:9/27(火) 13:18

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