ここから本文です

若手中心にメンバーを固定し始めたミラン。本田圭佑の居場所は…

webスポルティーバ 9/27(火) 23:10配信

オフィシャル誌編集長のミラン便り2016~2017(5)

 先週半ばのラツィオ戦(2-0でミランが勝利)では後半の最後に出場した本田圭佑だったが、日曜のフィオレンティーナ戦ではまたも90分間ベンチだった。現在、本田がポジションを得るのに非常に苦労しているのは明らかだ。ヴィンチェンツォ・モンテッラはすでに固定した11人を手に入れており、そのチームはよく戦い、結果も出している。

【写真】出場機会がなかったサンプドリア戦の本田圭佑

 最も注目すべきはディフェンスに関するデータだ。この日曜はフィオレンティーナと彼らのホームで戦うという難しい試合だったが、0-0のスコアレスドローに持ち込むことができた。これでミランは3試合連続無失点である。昨シーズン、ミランの一番のウィークポイントは正確さに欠ける守備だっただけに、この記録は非常に喜ばしいものだ。

 これはDFの選手たちが頑張っているというだけでなく、MFもよく機能しているという証拠でもある。堅い守備をするにはMFの働きが必要不可欠だ。彼らが中盤でバランスを保ち、敵の攻撃にフィルターをかけ食い止めてこそ、DFが最大の力を発揮できるのだ。

 もう一つ興味深いデータは、この試合のスタメン11人中、実に6人が90年代生まれの若手選手だったということ。ジャンルイジ・ドンナルンマ17歳、ダビデ・カラブリア19歳、アレッシオ・ロマニョーリ21歳、マティア・デ・シリオ23歳、スソ22歳、ムバイ・ニアング21歳。つまりミランは未来に向けての投資を始めたということだ。伸びしろのある若手選手を使い、より成長させていくというのが、モンテッラが新たに着手したプロジェクトなのである。

 フィオレンティーナ戦は引き分けこそしたが、最近のミランの好調を再確認できた試合だった。時折息切れしてしまう場面もあったが、それでもミランより明らかにチームが仕上がっているフィオレンティーナ相手に、互角に張り合うことができた。

 試合後モンテッラは選手たちの働きをこう評価した。

「我々は前半、フィオレンティーナにかなりのスペースとボールポゼッションを許してしまった。ゴールチャンスをより多く得ていたのは彼らの方だった。しかし後半になると一変、ミランは何度も明確なチャンスを作り上げた。選手たちの勝ちたいという気持ち、最後まで諦めない気持ちを、私はとても気に入った。もっと経験を多く積んで、自信を持つようにしてほしい」

 この日のプレーについて、モンテッラはこう続けた。

「我々は今、出発点の基礎作りをしているところだ。このチームにはよりコンパクトさとクオリティの高さが必要で、それには自分たちの力を信じることも大切だ。ミランの選手たちはこれまで何年も、自分たちのベストの力を引き出してプレーすることができていなかったので、そのことですっかり自信を失っていた。だからまずは結果を出していくこと、実力を出していくことが重要だ。そのためには勝利し、失点しないことが理想だ。もちろん毎回できることではないがね。

1/2ページ

最終更新:9/27(火) 23:10

webスポルティーバ

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Sportiva

集英社

Sportivaムック
11月10日発売

定価 本体1,389円+税

フィギュアスケート特集
『羽生結弦 未来を創る人』
■羽生結弦 インタビュー、エッセイ
■羽生結弦 フォトギャラリー

なぜ今? 首相主導の働き方改革