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U-17W杯出場への扉を開いた久保建英の芸術的FK弾 豪快な一撃を生むブレない“体の軸”とは

Football ZONE web 9/27(火) 18:38配信

小5から久保を指導する木場克己トレーナーが明かす、独自のトレーニング法

 U-16日本代表は25日、インド・ゴアで行われているAFC U-16選手権の準々決勝UAE戦で1-0と勝利を収め、2大会ぶり8回目のUー17ワールドカップ出場権を手にした。この大会で、ここまで4戦全勝と強さを見せる若きサムライたちの記念すべき第一歩は、FW久保建英(FC東京U-18)が決めた芸術的な直接FKだった。

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 7-0で大勝した16日のベトナム戦の前半16分、ゴールから約20メートルの位置で久保は左足を振り抜いた。壁を越えて落ちたボールは相手GKのセーブも全く及ばず、ゴール右隅へと吸い込まれた。バルセロナの下部組織でプレーしていたエースの活躍に、開催地インドのメディアも「元バルセロナの天才児が才能を証明」と絶賛した。

 変幻自在のドリブルや正確なパスに加え、セットプレーという武器も手にした久保だが、FKの進化には日々の努力があった。インテルDF長友佑都らトップアスリートの専属トレーナーを務め、バルセロナの下部組織に所属していた小学5年生の時から久保をサポートし続けている木場克己トレーナーは、次のように証言している。

「FKのシーンを見て頂ければ分かると思いますが、体の軸がブレていません。そして、キックの際にお尻が外側に逃げていない。臀部でしっかりと上半身を支えることができていて、インナーマッスルとアウターマッスルがスムーズに連動しています。キックする時に臀部と脇腹の筋肉が連動していかなければ、ボールに最大限の力を加えることはできません。インパクト時のキックも強くなっています。建英は成長していますね」

「シュートスピードが格段に上がった」

 ゆったりとした助走から左足を一気に振り抜いた久保だが、体の軸にブレはなく、パワーを全てキックに注ぐことができていた。

 体幹と体軸、バランスを強化する独自のトレーニングメソッド「KOBA式体幹バランス(コバトレ)」に、2011年夏からバルセロナのカンテラでプレーしていた久保は取り組むことになった。筋肉や骨の強度が低い小学生時代は特に故障に注意しながら、膝周りを強化した。特製のゴムチューブを引っ張り、ファンクショナルマット上でバランスを強化させた。久保もこのトレーニングに貪欲に取り組み、自主的に都内の木場氏のトレーニングジムに通っているという。

 5年前に久保とともに八丈島で合宿を行った木場氏は、15歳の神童の成長ぶりに刮目している。

「シュートスピードが段違いに速くなっています。5年前の合宿でもFKの練習をしました。当時も壁を巻いて落とすFKを蹴っていました。13歳の時にはシュートのスピードがまだ遅かった。良いコースに飛んでもGKの手が届いていた。でも、今は成長してシュートスピードが格段に上がりました。GKの手が届きそうなコースでも届かない。上の世代でも、GKの反応が追いつかないレベルになったと言えるでしょうか」

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最終更新:9/27(火) 19:23

Football ZONE web

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