ここから本文です

米ファミリーカー市場に変化、セダンよりもSUVやミニバンが人気に

Forbes JAPAN 9/27(火) 17:30配信

アメリカで、ファミリー向けセダンの人気低下に拍車がかかっている。子どもを持つ親たちが、より大型のクロスオーバーSUVやミニバンの方を好む傾向になっているのだ。



セダン不振の理由を一言で言えば、それは「サイズ」だ。自動車関連のウェブサイト、カーグルズ・ドットコム(CarGurus.com)が18歳未満の子どもを持つ1,400人の親を対象に行った調査によれば、複数の子どもを持つセダン所有者のうち21%が、今の車は家族のニーズを十分に満たしていないと回答した。

SUVやミニバンの所有者で同様の回答をしたのは、わずか7%だった。今の車に対する不満を問う質問では、回答者の62%が小さすぎると答えた。

販売統計がそれを裏付けている。自動車関連データ会社モーター・インテリジェンス(Motor Intelligence)によれば、2016年の1~8月の中型セダンの販売台数は、前年の同期間に比べて8.4%減少した。

一方で、同期間にクロスオーバーSUVの販売台数は前年比で8.6%増加。ミニバンについては、おそらく1月にクライスラーが新型ミニバンのパシフィカを発表した影響もあり、前年比で23.3%増加した。

クロスオーバーSUVおよびSUVのうち、特にトヨタRAV4やホンダCR-V、フォード・エスケープのようなコンパクトモデルは、自動車販売台数トップ20車種のうち8車種を占めている。これに対してセダンは、トヨタ・カムリ(7位)やホンダ・シビック(8位)を含め6車種にとどまっている。大型のピックアップトラックが依然としてトップ3を占め、トップ20に4車種ランクインした。

この数年で大型車の燃費が向上したことに加え、ガソリン価格が安いことも各家庭がより大型の車種に買い替える要因になっている。例えばホンダのクロスオーバーSUV、CR-Vの燃費は市街地やハイウェイ走行時で20マイル/ガロン(米環境保護庁の推定値)。これに対してセダンタイプのホンダ・シビックは35マイル/ガロンで、年間の燃料費にして、CR-Vにした方が約200ドル(約2万円)得をする計算(1ガロン当たり2.20ドル=約222円で1万5,000キロ走行した場合)だ。

1/2ページ

最終更新:9/27(火) 17:30

Forbes JAPAN

記事提供社からのご案内(外部サイト)

Forbes JAPAN 2017年1月号

株式会社アトミックスメディア

2017年1月号
11月25日(金)発売

890円(税込)

Forbes ID 無料会員登録を受付中!
今ならもれなく電子版最新号をプレゼント

Yahoo!ニュースからのお知らせ